「あれ?白髪がある…」
「どうして?…白髪がどんどん増えてる」
実はこんなお悩みを持った若年層の男性は、決して少なくありません。
早い人だと10代から白髪に悩んでいる人も多く、日本人男性は白人男性についで若白髪になる人が多いともいわれています。
そこで今回は、そんな若白髪に悩む男性に向けた白髪ケアについてまとめていきたいと思います。
悩んでばかりいるとそれも白髪の原因の一つになりますし、まずは一度読んでみて参考にしてみてくださいね。
目次
若白髪は、何が原因?
まずは若白髪になる原因についてご紹介していきたいと思います。
原因によっては自分で改善できるものもありますので、自分がどれに当てはまるかをチェックしてみてください。
先天的な要因「遺伝」「性別」
若白髪との原因として多く知られているのは遺伝や性別などに由来する先天的な要因です。
人種的な遺伝の例を見てみると、白人が最も多く、黒人が最も少ないといわれています。
日本の黄色人種はどちらかと言えば若白髪になる可能性が高い人種で、30歳~40歳が最も多く、10代の若白髪も世界的に見ると比較的多い傾向があります。
また、両親が白髪の場合、その子供も白髪になる傾向が強いです。
このようにあらゆる統計結果が示す通り、白髪は遺伝性が強いものなんですね。
若白髪には性別も大きく影響しています。
男性は女性よりも平均4歳ほど早く白髪になる人が多く、女性にくらべて男性の若白髪が多いのも頷けます。
後天的な要因「生活習慣の乱れ」「ストレス」
睡眠を満足にとっていない、栄養価の高い食品を食べていない、過度な喫煙・禁酒なども若白髪の大きな要因です。
特にタバコの悪影響は大きく、アメリカの調査によると喫煙者の白髪率は非喫煙者の4倍ほどにもなるそうです。
また、後天的な要因として最も多いのはストレスです。
イギリスの研究機関によると、30歳未満の女性の32%が若白髪になっており、そのうちの67%がストレスを抱えているという研究結果も出ています。
20年以上前にも同じ内容の研究を行っていますが、その時はわずか18%ほどだったそうなので、近年はよりストレスによる若白髪が多くなっています。
病気などの要因
病気の中には、症状として白髪を発症するものもあります。
下記がその一例です。
症例として白髪になることが確認されている病気
・甲状腺疾患
・神経線維腫症
・結節性硬化症
・巨赤芽球性貧血
これらの病気が原因の場合に対策として有効なのは、もちろん適切な治療です。
上で紹介した病気が発症するのに年齢的な要因はなく若い人にも発症する場合があり、若白髪の原因の一つといわれています。
具体的な若白髪ケア
それではどのようなケアを行えば白髪防止につながるのでしょうか。
具体的な例を挙げてご紹介していきたいと思います。
生活習慣の改善
しっかり睡眠をとったり、バランスの良い食生活をとることは白髪にとっても非常に大切です。
特に睡眠はストレス解消や自律神経を整えるための大切な生理機能です。
できるだけ夜更かしせず、しっかりと寝るようにしましょう。
また、直接的に白髪対策となる食事はありませんが、バランスのよい食生活は頭皮の状態を整えるためにとても大切です。
鶏肉や大豆製品に多く含まれるタンパク質は髪の毛の形成に効果的で、薄毛・抜け毛対策としても知られています。
ストレスを溜めないようにする。適度に発散する
ストレスコントロールは白髪対策として非常に効果的です。
髪の色素をなくしてしまう副腎皮質刺激ホルモンとメラニン細胞刺激ホルモンは、様々なストレスが原因となって分泌されます。
白髪のもとになるストレス例
・命の危機を感じるなどの身体的ストレス
・不安・恐怖・怒り・緊張などの精神的ストレス
・紫外線などの外的要因ストレス
できるだけこのようなストレスを溜めないことが大切です。
もしストレスが溜まっていると感じたら、自分なりのリラックス法を持っておくのも良いでしょう。
よく楽しいことを考えたりすること自体がストレス解消になると言われていますが、これは適切とは言えません。
軽いランニングやウォーキングなど、どんな精神状態でもストレス解消効果があるものがおすすめです。
タバコをやめる
もしあなたが喫煙者であれば、白髪対策として禁煙するのは非常に効果的です。
直接的なメカニズムはまだ完全に解明されていませんが、前述したとおり、喫煙者の白髪率は非喫煙者の4倍にもなります。
ストレス解消にタバコを吸うと、余計に白髪が増えてしまうんですね。
まとめ
今回は若白髪の原因や対策をご紹介してきましたがいかがだったでしょうか。
白髪は遺伝性が強いものの、ストレスの発散や禁煙など、ある程度対策をとることができます。
また、白髪が増えたからと言って考えこんでしまうのもストレスの原因になります。
白髪は簡単に染めることができるので「白髪が増えたら染めればいいや」程度に考えておくと、結果的に白髪を抑えることにも繋がります。