シャドールーツ(メンズ版)とは?オーダーのやり方や色落ち対策を公開◎

2020年頃からレディースのカラーリングで一世風靡をしたシャドールーツ。
コロナウイルスで制限されたヘアアレンジに新しいアイデアを追加した斬新なカラーリングは大ヒットした要因のようです。
もちろんカラーリングの方なので、女性だけではなく男性にも徐々に浸透してきました。

この記事では、

  • シャドールーツについて
  • シャドールーツの王道なやり方
  • シャドールーツを長持ちさせるコツ

などメンズ版のシャドールーツについて徹底的に解説していきたいと思います。

シャドールーツとは

そもそも、シャドールーツとはどういったカラーリング方法なのでしょうか?
メンズのヘアスタイルの特性と合わせて解説していきたいと思います。 

コロナ禍で流行したカラーリング

シャドールーツをを英語から日本語に直訳すると「シャドー=影」+「ルーツ=根本」=根本の影を意味するカラーリング方法になります。
コロナウイルスでリモートワークが浸透し、 全世界的に不要不急の外出が制限されたためカラーリングされた髪の毛も放置されるハメになりました。
そんな中、プリン部分を活かした新たなグラデーションカラーが誕生したのです。

ダーク部とハイライト部がグラデーションになっているカラーリング

根元のダーク部分とハイライト部分のグラデーション。
髪の表面と裏側でダーク部分とハイライト部分のカラーリング幅を変化させていくことで立体感を仕上げるグラデーション。
シャドールーツの定義はまだ確立されていませんが、下地に暗い要素のカラーリングをし、目立つ部分にかけてグラデーションを施すというのが全体的な指向性として確立されてきています 。

シャドールーツとバレイヤージュの違いは

シャドールーツでよく比較されるカラーリング手法としてバレイヤージュがあります。
バレイヤージュはフランス語で「 ほうきで掃く」という意味。
シャドールーツもバレイヤージュも陰影をつけたグラデーションカラーですが根本の考え方がもっとも違う部分。
バレイヤージュは根本の暗さをもとに表面の明るさを構築するのに対し、シャドールーツは表面の明るさを元に根本の暗さを調節してグラデーションデザインを構築するといった特性が挙げられます。

シャドールーツの王道なやり方

シャドールーツは発案されたばっかりのカラーリングテクニックなので「コレ!」といった手法は確立されていません。
しかし、メンズヘアでは2種類のデザインがシャドールーツグラデーションとしてオーダーされることが多いと考えられています。

根元から毛先にかけて明るくなっていくシャドールーツ

メンズのシャドールーツはマッシュと掛け合わせることが非常に多い傾向にあります。
女性のロングヘアと違いマッシュサイズだとグラデーションカラーが表現しにくいため、3カップではなく2カップをメインにデザインを構築していくのが一般的です。
カラーリングのオーダーポイントとして、どこを境目にグラデーションしていくのか?が大切になります。
王道としてはダーク部分を1割~3割、ハイライト部分を7割から9割といった比率が好まれているようです。 

内側から外側にかけてグラデーション幅を狭くするシャドールーツ

根元から毛先にかけて明るくする…というのはグラデーションの基本になります。
より立体的にするためには内側から外側にかけてのレイヤーや、フェイスラインからアウトラインかけてのグラデーションテクニックが必要になってきます。
より立体的に仕上げるには束感のグラデーション幅を調整する作業はマストです。
内側に黒い部分を作って、外側のハイトーンカラーで陰影をデザイン。
内側と外側でグラデーション幅を変化させていくことでより立体的になるということです。

シャドールーツの色落ちを防ぎ長持ちさせる対策とは

シャドールーツはバレイヤージュ同様に表面にハイトーンカラーをもってくるのが一般的です。
どうすれば色落ちを予防し長持ちさせることができるのでしょうか?

カラーシャンプーでカラーリングを長持ちさせる

カラーを長持ちさせるにはカラーリングに合ったカラーシャンプーを使用することで色落ちを予防することは広く知られています。
ただし、 強い成分を含むカラーシャンプーだとせっかくのシャドールーツグラデーションがバランスを崩してしまうことがあります。
カラーリング内容によってカラーシャンプーも変わるのでスタイリストさんに尋ねてみると良いでしょう。

色落ちを新しいバレイヤージュで塗布する

シャドールーツは根本の暗い部分が出てくると、髪の毛の傷み具合もよりますが新しいグラデーションを構築することも不可能ではありません。
髪の毛の明るい部分から暗い部分を調整するのがシャドールーツ。ということは根本の暗い部分をもとに考える真逆のバレイヤージュカラーをデザインすることで新しいグラデーションカラーが生まれることもあるということです。

まとめ

シャドールーツはまだまだ定着していないヘアカラーですが、デザインとしては革新的で人気は右肩上がりのテクニックです。
新しいスタイルが好きな方は是非取り入れてみてはいかがでしょうか?

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