カラーリングとカラーシャンプーは、いずれも髪色を変化させて楽しむためのものだと考えている人も多いのではないでしょうか。
しかし、カラーリングとカラーシャンプーは異なる性質をもつ商品です。
そこで、カラーリングとカラーシャンプーの違いと、綺麗なカラーをキープするためのポイントについて紹介します。
目次
カラーリングとは
カラーリングとは酸化染毛剤と呼ばれており、髪に存在するメラニン色素を分解することによって脱色し、同時に染料を髪の内部に染み込ませることで髪の色を変化させるためのものです。
およそ2ヶ月間カラーが持続することが一般的ですが、髪が伸びると根元の部分との色が異なる状態になるため、1ヶ月程度で根元だけ染めるケースも多いでしょう。
ただし、染料や薬剤でアレルギーが起こる可能性もあるので、パッチテストを行うことが重要です。
カラーリングをする際の注意点
カラーリングをする際には、いくつかの注意点を押さえて行うことが重要です。
注意点と、カラーリングをする前に知っておくべき項目について紹介します。
黒髪を変化させるのは難しい
黒髪にカラーリングを行っても、思い通りの髪色に変えられないケースが多いです。
カラーリングは髪の内部に浸透させることも可能ですが、黒い髪色から明るい髪色に変化させたい場合は、ブリーチを行う方法が有効だといえるでしょう。
カラーリング剤が手が頭皮に付かないようにする
カラーリング剤が頭皮や手、首などに付着すると、簡単に色を落とせないため注意しましょう。
カラーリングをする際には、直接肌に薬剤がつかないようにクリームを塗る、手袋をはめるなどが重要です。
さらに、自宅でセルフカラーをする際には、バスルームや洋服が汚れる可能性があるため、カラーリング初心者は美容室で行った方が良いといえます。
カラーシャンプーとは
カラーシャンプーは通常のシャンプーとは異なり、シャンプーをするだけでカラーリングの色を長持ちさせる効果が期待できます。
特に明るい髪色は、カラーシャンプーを使用することによって少しずつ髪を染め、色を長持ちさせるといったことも可能です。
ただし、カラーリングの長持ちさせるためのアイテムであり、ダメージをケアする効果はほとんど期待できません。
ダメージを受けた髪に使用する際には注意しましょう。
泡立ちが良くなかったり、傷んだりする可能性もあるため、別途ヘアケアも行う必要があります。
カラーシャンプーの使い方
カラーシャンプーを活用する際には、シャンプーをした後にすぐ洗い流すのではなく、5分程度時間を置いて髪に水分を浸透させたうえで流すとカラーリングの色を長持ちさせることにつながります。
洗い流す際には、熱湯を使用するとキューティクルが剥がれる可能性があるため、ぬるま湯を使用して洗い流しましょう。
使用頻度は商品毎に違いがあるものの、髪がダメージを受けていない場合やすぐに色が抜けてしまうことに悩んでいる場合には毎日使用する方法も有効です。
ただし、髪にダメージが蓄積していたり、パサついたり広がったりしている場合には数日に1回程度など、髪の状態をチェックしながら使いましょう。
カラーが長持ちしない原因
カラーリングをすると、ドライヤーの熱や紫外線、ワックスやスプレーなどの影響で髪が傷むことによって色が抜けやすくなることが特徴です。
髪がダメージを受けるとキューティクルが剥がれるためカラーリングの色素は定着しやすいですが、落ちやすい状況でもあります。
髪のダメージによって色が定着せず、綺麗な色を長持ちさせられないのだといえるでしょう。
カラーリングを長持ちさせる方法
カラーシャンプーを使っていても、正しいシャンプー方法でケアをしていなければカラーリングの綺麗な色を長持ちさせられません。
そこで、カラーシャンプーを使う際のコツについて紹介します。
カラーリングした当日は優しくタオルドライをする
カラーリングした日は髪がダメージを受けやすいため、ぬるま湯で汚れを落とした後にはしっかりとタオルドライをして、ドライヤーは低温で当てることが重要です。
ドライヤーの熱によるダメージを可能な限り軽減し、スピーディーに乾かします。
また、しっかりと乾く直前で冷風に切り替える方法も有効です。
カラーリングをした当日だけではなく毎日行うことによって、キューティクルを健康な状態に維持することにつながるでしょう。
シャワーはぬるま湯にする
熱いシャワーをかけることによって血行を促進する効果が期待できますが、カラーリンをした直後には髪に熱いシャワーをかけないように注意が必要です。
また、塩素が含まれるプールや海の水が髪に付着することでカラーリングの色素が流れてしまう可能性もあります。
さらに、水道水にも塩素が入っているため、可能な限り髪を濡らさないようにすることも重要です。
トリートメントで髪を守る
美容院でカラーリングをすると専用のトリートメントで髪を綺麗にしてもらえますが、2週間程度しか効果が持続しないことが特徴です。
そのため、早い段階から自分でトリートメントをすることによって、カラーリングの色を長持ちさせることにつながります。
セルフケアをする際には、シャンプーをした後、頭皮につかないよう洗い流さないトリートメントを塗ってタオルを巻き、数分放置してから洗い流すことでキューティクルの保護に効果的です。
カラーリングの後にカラーシャンプーを使って色を長持ちさせよう
カラーシャンプーは、毎日使用するだけでカラーリングの色を維持できることが特徴です。
特に、明るい色にカラーリングをした場合には、色落ちが不安な人はカラーシャンプーを活用して、綺麗な髪色を長持ちさせましょう。