髪のトリートメントといえば女性がするものだと思っている男性はまだまだ多いようです。
確かにトリートメントは髪を綺麗にするためのものなので、髪の短い男性にとっては、さほど必要なものではないと考えるのも頷ける話ではありますが、男性にとっても決して無駄なものではありません。
むしろトリートメントはした方が良いものです。
目次
なぜ男性でもトリートメントをすべきなのか
清潔感の演出
トリートメントを行うことで、髪の毛の状態を綺麗に保つことができます。
髪型が異なるだけでまったく別人のような印象を与えることも珍しくないほど、髪の毛は人間の印象を左右する大切な部分です。
トリートメントを行っていない髪の毛は、傷みやすいです。
短髪であれ長髪であれこの点は変わりません。
そして傷んでいる髪の毛は、どこか不衛生な印象を与えてしまいます。
特に近年は清潔感が求められている時代です。
傷んでみすぼらしい髪の毛より、トリートメントで綺麗になった髪の毛の方が良いのは言うまでもありません。
何もしなくても痛むのが髪の毛
髪を染めたり、パーマをかけているお洒落な男性であればダメージケアとしてトリートメントへの意識も高まることでしょう。
裏を返せば、髪を染めずかつパーマとも無縁であれば、トリートメントなどする必要がないと考えるのもよく分かりますが、そもそも髪の毛にダメージを与えるのはカラーリングやトリートメントだけではありません。
近年、猛暑が話題となっていますが、夏場の紫外線も髪の毛にダメージを与えます。
つまり、カラーリングやパーマとは無縁でも、紫外線を浴びる時間が長い男性は髪の毛にダメージを負っています。
そのため、トリートメントによるケアが求められています。
シャンプーも実は髪の毛に負担を与えている
カラーリングやパーマをしていないとしても、紫外線によって大きなダメージを負うことになるとお伝えしましたが、実は髪の毛を綺麗にするためのシャンプーも、ものによっては髪の毛にダメージを与えています。
シャンプーは髪の毛を綺麗にするためのものではなく、髪の毛の汚れを落とすためのものです。
そのため、洗浄力の高い界面活性剤など、化学製品が多く含まれているシャンプーは髪の毛にダメージを与えます。
「シャンプーをしているから大丈夫」と思う男性も多いことでしょう。
しかし、シャンプーとトリートメントがそれぞれ与える「綺麗さ」は、方向性の異なるものです。
表面上の汚れを落とすシャンプーに対し、髪の内部に浸透してケアをするトリートメントとでは、方向性が異なるものです。
つまり、「毎日シャンプーをしている」もまた、トリートメントをした方が良い理由になるのです。
男性のトリートメントのポイント
トリートメントのタイプを把握する
トリートメントもまた、多々登場しています。
従来の浴室で使用するタイプから、洗い流さないタイプ、オイルなど様々です。
種類によって使用方法が異なることから、自分自身のライフスタイルにマッチしているトリートメントなのかを考える必要があります。
例えば、洗い流さないトリートメントは洗い流す手間がかかりませんが、外にいる時間が長い方の場合、すぐに乾いてしまいます。
トリートメントは「髪につける」だけではなく「付けて浸透させる」ことが大切です。
そのため、浸透させる時間の有無、浸透させるタイミング、ライフスタイルなのかを検討する必要があります。
髪の毛に塗布する
トリートメントは頭皮のためのものではなく、髪の毛のためのものです。
シャンプーの場合、頭皮の健康を促進するためのものもあるので頭皮に付着しても何ら問題ありませんが、トリートメントの場合、頭皮に付着すると頭皮に負担を与えてしまう場合もあります。
そのため、あくまでも「髪の毛」に塗布するものだと覚えておきましょう。
少量から試す
トリートメントには「適量」があります。
量が多いとしても体に負担を与えるものではありませんが、コストパフォーマンスが低下します。
結局は無駄に量を消費するだけになってしまいます。
また、洗い流す際にも時間がかかります。
しっかりと洗い流さないとかえってベトベトになってしまいますので、慣れていない時には少量から使用し、徐々に量を増やして適量を見定めましょう。
適量は当然ですが髪の毛の量によって異なります。
短髪の男性であれば少量で問題ありませんが、ロン毛の場合、女性同様それなりの量のトリートメントが必要になります。
まとめ
男性にとってもトリートメントが大切なものであることが分かっていただけたのではないでしょうか。
カラーリングやパーマとは無縁であっても髪の毛は傷んでいます。
傷んだ髪の毛は、何もせずとも綺麗になることはありません。
放置すればするほど、髪の毛は傷んでいくだけです。
清潔感が求められる時代であることから、男性にとってもトリートメントは必要なものです。
毎日とは言いませんが、定期的にトリートメントを使用し、髪の毛の潤いを保ちましょう。