くせ毛はシャンプーやトリートメントで何とかなる?

くせ毛で悩んでいる人、案外多いのではないでしょうか。
くせ毛もまた、様々な種類があります。まるでパンチパーマをかけているのではと思うような強いものから、ゆるふわパーマのような、どこかお洒落なものまで様々ですが、シャンプーやトリートメントでくせ毛が改善できないかと悩んでいる人もいるようです。

くせ毛はシャンプーやトリートメントでの改善が難しい

シャンプーやトリートメントはあくまでも「表面処理」

結論から言えば、くせ毛の改善はシャンプーやトリートメントでは難しいです。
一時的な改善は可能ですが、パーマやカラーリング同様、時間と共に効果が薄れてしまいます。
その理由として、どれだけ質の良いシャンプーやトリートメントを使用しても、表面処理にしかすぎないからです。
くせ毛とは体質です。男性ホルモン等、体の中の影響がくせ毛として表れているのであって、くせ毛に効果があるとされているシャンプーやトリートメントを使用しても、一時的に改善することはできても、伸びてきた髪の毛はくせ毛です。
表面処理で十分という人であれば試す価値がありますが、根本的な解決を目指す人にとっては、不十分です。

くせ毛を決めるのは「体質」

くせ毛を含め、髪の毛の質を決めるのは遺伝子情報です。
そのため、表面処理ではくせ毛は変わりません。
生えている毛を変えることはできても、新しく生えてくる毛までは効果は及びません。
これはくせ毛のためのシャンプーやトリートメントだけに限った話ではありません。
体の質は表面処理では変わりません。
一時的・表面的に変えることはできても、体質そのものまで変えることはできません。

シャンプーやトリートメントも時間がかかる

くせ毛を改善するシャンプーやトリートメントもありますが、これらも決して一度の仕様でくせ毛を改善してくれるものではなく、継続して使用することで、徐々に髪の毛の質を変えていくものです。
そのため、くせ毛を改善したいのであれば長期的な視点が大切です。それこそ何か月という単位で取り掛かることが求められますので、「明日デートだからくせ毛を改善したい」と、一回シャンプーやトリートメントをする程度では劇的な変化は見られません。

くせ毛はどうすればよい?その対策方法とは

確実性を取るなら縮毛矯正

確実にくせ毛を改善したいのであれば縮毛矯正です。
くせ毛の質によってはストレートパーマでもよいのですが、これらもシャンプーやトリートメント同様、基本的には表面処理なのでいずれは落ちてしまいます。
しかし、かけた直後は効果がありますし、ある程度は持続もします。
「一度だけかけても変わらない」ものではなく、一度かけることで、ある程度の期間は継続できます。
とにかくすぐにでもくせ毛を変えたいのであれば、こちらが良いでしょう。

スタイリング術でも一日は変えられる

スタイリング術でも、一日だけであれば変えることができます。
こちらもあくまでも表面処理なので、未来永劫くせ毛から解放される訳ではありませんが、コテやアイロンを駆使したり、目の粗いコームにてワックス・ジェルなどの整髪剤を使用することでくせ毛を変えることができます。
スタイリング術になりますので、自分自身のスタイリングスキルも必要ではありますが、一日だけ変えたいときには有効な手段です。
また、くせ毛をストレートにしようとするスタイリングではなく、くせ毛を生かしたスタイリングもありです。
くせ毛をメリットだと解釈し、ゆるふわパーマに仕上げてみたり、アクセント的に、一部分だけくせ毛のままにしたりなど、アイディア次第で様々なスタイリングを楽しんでみるのもよいでしょう。

年齢によってくせ毛が変わる可能性もある

「対策」ではないのですが、くせ毛は年齢によって変化する可能性があります。
そもそも、くせ毛はホルモンが影響しています。
そして、ホルモンは年齢とともに変化が見られます。
例えばAGA治療を行っている男性が、毎日のようにフィナステリドを摂取していたら、次第にくせ毛が改善されたとの声もあります。
フィナステリドは男性ホルモンの働きを阻害するものです。
つまり、くせ毛の原因となっていたホルモンの働きを鈍化させますので、抜け毛が減るだけではなく、くせ毛も解消されるのですが、ホルモンはAGA治療だけではなく、年齢と共に変化します。
実際、年齢と共に髪質が変化する人は珍しくありません。幼いころは強いくせ毛だったものの、次第に癖が緩やかになっていった男性も多いです。

まとめ

くせ毛を気にしている人は多いですが、シャンプーやトリートメントで根本的な解決は難しいです。
そのため、くせ毛を改善したいのであれば縮毛矯正が確実性が高いですが、くせ毛は決して悪いことではありません。
くせ毛を気にしている人は多いかもしれませんが、くせ毛に憧れている直毛人もいますので、デメリットだと考えるのではなく、メリット・長所だと考えてみるのもよいでしょう。

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