おしゃれに興味があり、SNSや雑誌で勉強をしていても、簡単にクールなヘアスタイルの作れるわけではありません。
ヘアサロンでカット後にきれいにセットしてもらったものの、翌日にスタイルを再現できなかった……という経験はないでしょうか。
今回は、プロではなくても簡単にできる、「ワックスを使ったメンズヘアスタイルのセット方法」を紹介します。
目次
アイロンなしでスタイリングできる?
アップ前髪がポイントになるヘアスタイルは、アイロンがなくても作ることが可能です。
しかし、アイロンを使ってセットしたときと、アイロンを使わずセットしたときでは、何が違うのかを解説します。
アイロンを使用しない場合
アイロンなしでセットする方法は、指やドライヤーのみで簡単にセットできるためおすすめです。
しかし、髪型に適したスタイリング剤を使う必要があります。
例えば、アップバングといったヘアスタイルを保ちたい場合は、ワックスとスプレーの2つを使用するなどです。
コテを使うのもおすすめ
コテを使うことで、スタイリングがしやすく、形をキープできることがメリットです。
男性のヘアスタイルは、トップにボリュームがあり、毛先にハリやコシがあります。
ドライヤーでセットするよりも、アップバングなどはコテを使った方が簡単です。
また、髪を巻いてパーマのようにしたり、巻き髪をストレートにしたりと、ヘアスタイルの幅も広がるでしょう。
アイロンを使わない簡単へアセットの流れ
アイロンを使わなくてもへアセットは可能ですが、正しい流れで行わなければきれいにセットできずすぐに形が崩れてしまいかねません。
そこで、アイロンを使わないへアセットの流れ、各手順ごとのポイントを解説します。
髪を濡らして半乾きにする
まず髪を濡らし、少しブローして半乾きにします。
半乾きではなくてもよいのではと考える方もいますが、髪が半乾きの状態でスタイリングすることで、髪にワックスがなじみます。
そのため、乾いた後もセットの形が残りやすくなるのです。
1日中きれいな形をキープしたいのであれば、半乾きの状態でセットしましょう。
また、ドライヤーで乾かすときは後ろから前に向かってブローすると、立体感が出るためスタイリングしやすくなります。
ワックスを手のひらで伸ばす
ワックスは手に少量取って、しっかり伸ばします。
手のひらや、指先、指の間までムラなく伸ばすことが大切です。
髪質や長さによってワックスの量は変わってきますが、目安としては10円玉くらいの量をつけるとよいでしょう。
手のひらに出したワックスが見えなくなる程度まで、手に伸ばします。
使用量について
使用感を判断できないときは、まず少量のワックスを付けてみて、足りないと感じたら付け足すようにします。
ワックスをつけすぎると、ワックスの重みで髪が落ちてきてしまうため、ワックスは少量かつ薄く塗ることが重要です。
使用量の目安がわからない場合は、使用しているワックスのパッケージの解説を確認します。
成分のほか、使用量など商品ごとに様々な情報が書かれているためチェックしてみましょう。
足りないかもしれないと思ったら、ワックスの量を調整しながらセットしてください。
髪にムラなくなじませる
ワックスをしっかり伸ばしたら、髪にワックスをなじませます。
髪型を整えることは意識せずに、髪にワックスをもみ込むようにして馴染ませましょう。
ここで気をつけたいのは、髪を強くつぶさないことです。
髪を下から上に揉み込むようにして空気を含ませ、ふんわりさせたいため、上から押しつけないように注意が必要です。
髪が少し立ってきたなと思ったら止めます。
ワックスがしっかりと髪になじんだら、髪型を整えましょう。
前髪と襟足を作る
ワックスを付けるのは、前髪と襟足からです。
特に襟足は浮きやすいため、下方向に引っ張るようにして伸ばします。
分け目が決まったら、前髪を流すように軽くセットしましょう。
このとき、前髪が長くてエアリー感を出したい人は空気を含ませるようにクシャクシャに、前髪が短くてスパイキー感を出したい人はネープと同じように引っ張ります。
前髪は全体をセットしてから手直しするため、ラフなセットで問題ありません。
髪の流れに気をつけながらセットすると、きれいに仕上がります。
髪全体を上げる
重要なポイントは、ヘアスタイル全体のバランスを整えることです。
もともとのヘアスタイルがショートヘアかミディアムヘアかで異なりますが、一般的には毛束を何本か作り、毛先を指でねじって動きを出します。
ショートヘアの場合は、毛束を作ることを意識しながら、毛先を強めにねじってすっきりとしたフォルムになるでしょう。
ミディアムヘアの場合は、毛束に少し動きを付けて、毛先全体をハネさせたら、指先で毛束を少し崩すようにマッサージして立体感を出します。
最終チェック
毛先まで整えたら、髪型全体と毛流れを確認し、少し整えます。
全体のバランスを調整して仕上げましょう。
より立体感を出したい場合は、ワックスをつけるときにできる毛束を指先でつまむようにして調整します。
また、毛束を指でそっと流すようにすると立体感が増すでしょう。
前髪やサイドだけではなく、後ろ髪もきちんと立ち上げることが重要です。
前髪と頭頂部を手のひらで開き、上から手で優しくつかむようにすると、無造作に立ち上がります。
鏡でヘアスタイル全体をチェックし、完成したらスプレーでセットします。
最後に、手ぐしで毛流れを整えたら完成です。
アイロンなしでもきれいに仕上がる
ワックスの使い方次第で、ヘアスタイルの印象は大きく変わります。
ブローやワックスの基本を知っておくと、アイロンなしでもスタイルが決めやすくなります。
また、スタイリング剤を組み合わせる、変えるなど、様々なヘアスタイルを楽しむのもおすすめです。
ヘアスタイルの基本やワックスの使い方を覚えて、アイロンなしで簡単に個性を表現してみましょう。