ヘアケアと頭皮ケアはどちらが大切?目的別に徹底解説

ヘアケアと頭皮ケア、いずれも「頭部」のケアではありますが、それぞれ別のものです。
どちらも髪の毛に関するケアなので、同じものだと考えている人も多いようですが、実際にはヘアケアと頭皮ケアは全くの別物です。

そこで、ヘアケアと頭皮ケアについて、それぞれの違いや目的別にどちらの方が良いのかなどを解説します。

頭皮ケアとヘアケアの違い

髪の毛のケアか頭皮のケアか

一般的に、ヘアケアとは髪の毛のケア、頭皮ケアとは頭皮のケアです。
ヘアケアは美しい髪の毛を求めるためのもので、頭皮ケアは薄毛・抜け毛に悩む人のためのものです。
ただし、髪の毛は頭皮を土台に生えてくるため、髪質改善のために頭皮ケアを行う人もいます。
この点も頭皮ケアとヘアケアが混同されやすい理由です。

ただし、ヘアケアで薄毛や抜け毛は改善しません。
その点ではヘアケアは髪の毛のケアだけのものですが、頭皮ケアは髪の毛の状態だけではなく、薄毛や抜け毛のケアとしても活用できるものです。

即時性と長期的視点の違い

ヘアケアは即時的なものが多いです。
使用することですぐに効果を確認できるものが珍しくありません。

一方、頭皮ケアは一度だけで効果が出るものは少ないです。
何度も継続して行うことで、徐々に変化を期待するものです。
そのため、頭皮ケアは継続できるものであるかも大切です。
一度だけでは無意味とは言いませんが、ヘアケアのように一度だけで劇的な効果をもたらすことは難しいです。

身体の内面からのアプローチもある頭皮ケア

ヘアケアは髪の毛に栄養成分を塗布させるタイプが一般的です。
一方で、頭皮ケアは頭皮に塗布するだけではなく、飲むタイプのものもあります。
この場合、頭皮を含めて体質そのものを改善させるタイプのものがあります。
頭皮環境は表面的なものだけではなく、ホルモンバランスなど内面的な影響も出る部分だからこそ、表面的なケアだけではなく、内面からケアを行うものもあります。

目的別!頭皮ケアとヘアケアの選択肢

薄毛や抜け毛で悩んでいる場合は頭皮ケア

薄毛・抜け毛で悩んでいる場合は頭皮ケアです。
頭皮ケアを行うことで髪の毛の土台である頭皮の状態を健康にし、発毛・育毛を促進します。
ただし、お伝えしたように頭皮ケアは即時性のあるものではありません。
時間をかけて継続し、コツコツと変化を期待するものです。
そのため、頭皮ケアを行う場合は長期的な視点が大切です。

パサパサの髪で悩んでいる

パサパサの髪で悩んでいる方にはヘアケアですが、長期的な視点という点では頭皮ケアを視野に入れてもよいでしょう。
ヘアケアで表面的な潤いを与えることができます。
ダメージケアも可能ではありますが、頭皮ケアにて髪質改善を促すのもよいでしょう。

パサパサの原因が紫外線など一時的なものであればヘアケアだけで十分ですが、ライフスタイルに起因している場合、頭皮ケアも視野に入れた方が問題解決が近づきます。

縮れ毛になってしまって悩んでいる

それまで直毛だったものの、縮れ毛になってしまって悩んでいる方はヘアケアではなく頭皮ケアです。
縮れ毛となってしまったのは、髪の毛そのものに原因があるのではなく、ホルモンバランスの変化による影響が懸念されています。
そのため、どれだけヘアケアを行っても根本的な解決には至りません。

癖毛防止のためのヘアケアを使用しても、一時的には改善しますが元に戻ってしまいます。
一方、頭皮ケアで頭皮環境、ひいてはホルモンバランスにまでアプローチすることで縮れ毛は改善します。

フケが多い

フケが多い場合、ヘアケアよりも頭皮ケアですが、むしろライフスタイルの見直しが大切です。
例えば、よくあるフケの増加の原因理由に「すすぎ不足」が挙げられます。
シャンプーの際、しっかりとすすがないことでシャンプー成分が頭皮に残り、フケとなってしまうケースです。
この場合、ヘアケア・頭皮ケアのいずれでもなく、しっかりとすすぐだけでフケは減少します。

寝ぐせがひどい

寝ぐせがひどい時にはヘアケアですが、ひどい寝ぐせが続くようであればヘアケアではなく頭皮ケアです。
なぜなら、軟毛化が原因の寝ぐせの場合、どれだけヘアケアを行ったとしてもその場の寝ぐせそのものは改善しますが、こちらもホルモンバランスの影響が懸念されます。
そのため、ヘアケアではなく頭皮ケアの方が効果が期待できます。
特にうねりの寝ぐせが続く場合、軟毛化である可能性が高いのでヘアケアより頭皮ケアを行いましょう。

まとめ

頭皮ケアとヘアケアはそれぞれ異なるものではありますが、頭皮ケアはカバーできる範囲が広いです。
ただし、頭皮ケアは時間がかかるものです。
そのため、髪の毛の表面的な問題をすぐに解決したいのであればヘアケアです。
問題を解決するためには、髪の毛の表面的なものだけではなく、なぜそのような状況になっているのかを踏まえ、ヘアケアと頭皮ケアのどちらのケアを行うのかを考えましょう。
もちろん「同時に両方」も可能です。

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