カラーリングやブリーチした髪色を長持ちさせるためにすべきこととは?

カラーリングにせよブリーチにせよ、さらに言えば白髪染めにせよ、「髪に色を入れる」行為はやがては色落ちしてしまうものです。
そのため、これらの方法で髪の色を変える場合、「髪色を変える」だけではなく変えた髪色が長持ちするよう心掛ける必要もあります。
せっかく染めたものの、すぐに色落ちするようではコストパフォーマンスが悪いのはもちろんですが残念なものです。

そこで、髪色を長持ちさせるための方法や、そもそもなぜ色落ちするのかなどを解説していきましょう。

髪の色が落ちる理由

色素の問題

髪の毛に色が付くのは髪の毛の色素を変えるからです。
カラーリング、ブリーチ、さらには白髪染めに至るまで基本的な構造は「色素を変える」です。

しかし、後から着色した色素は次第に流れ落ちてしまいます。
これが「色落ち」の原因です。
カラーリングやブリーチした後長持ちする人もいれば、すぐに落ちてしまう人もいますが、色素の問題です。

髪が傷んでいる状態やキューティクルが失われている状態で髪の毛の水分・栄養が不足してパサパサの状態となると、色素は髪の毛の内部に留まることができず流れ出てしまい「色落ち」します。

シャンプーの種類

シャンプーも色落ちの原因の一つです。
近年はノンシリコンと呼ばれる、界面活性剤を使用していないシャンプーも登場していますが、シャンプーに含まれている界面活性剤の成分によって、色を落としてしまいます。

ドライヤー程度であれば良いのですが、ヘアアイロンやコテなど高熱を直接髪の毛に付着させるものは色落ちの原因となります。
熱もまた、キューティクルに負担を与えるものです。
結果、色素流出の原因となり、色落ちしてしまいます。

髪色を長持ちさせるためのポイント

髪に潤いを与えて閉じ込める

髪の毛に潤いを与えることは大切ですが、その潤いを閉じ込めることも大切です。
例えば、トリートメントは髪に潤いを与える代表的な方法ですが、せっかくトリートメントを使用しても髪を乾かさずに自然乾燥していると、せっかくの潤いを閉じ込めることができません。

うるおいを閉じ込めるためには、髪の毛をすぐ乾かしましょう。
その際は一気に高温で乾かすのではなく、まずは低温で水気を飛ばし、その後高温で乾かすことで潤いを閉じ込めます。

シャンプーに気を配る

界面活性剤が含まれているシャンプーは色落ちの原因です。
そのため、髪色を長持ちさせたいのであれば界面活性剤が含まれているシャンプーを控え、界面活性剤が含まれていないシャンプーを使用しましょう。

界面活性剤の有無はシャンプーのパッケージを見れば確認できます。
ECサイトで購入する場合パッケージを見ることはできませんが、商品の情報に含まれている成分が記載されているので確認しておきましょう。
髪色を長持ちさせると評判のムラサキシャンプーなどがその代表です。

また、シャンプーの際に力をこめて「ゴシゴシ」と洗うのではなく、泡の力で髪の毛の汚れを包むように洗いましょう。
力任せにこすると髪の毛にダメージを与えてしまいます。
界面活性剤を使用していないシャンプーではあっても、力任せに擦ると髪の毛が傷つき、色落ちの原因となってしまいます。

乾燥に気を付ける

髪の毛が乾燥するとダメージを受けやすい状態となります。
そこで、乾燥しないよう流さないトリートメント等を上手く活用しましょう。

髪の毛は濡れている状態はダメージを受けやすいので、流さないトリートメントを使用する際には「ずぶ濡れ」ではなく、軽くなじませる程度で十分です。
特にブリーチした場合、あるいはブリーチを繰り返していると髪の毛がパサつきやすいので、入浴時のトリートメントだけではなく、流さないトリートメントで適度に潤いを髪の毛に与えることで長持ちをもたらします。

すぐに乾かす

入浴後など、すぐに乾かしましょう。
また、雨でぬれたり汗をかいた場合も同様です。

髪の毛にとって「濡れている状態」はダメージを受けやすい状態で、ダメージを受けることで色落ちしやすくなります。
髪色を長持ちさせたいのであれば、「濡れている状態」を短時間にすることを心がけましょう。

「誰に見られるでもない」、「そのうち乾く」と考えている人もいますが、そのような理由で自然乾燥すると、乾燥するまでの時間で髪の毛にダメージが加わります。
誰に見られる・見られないではなく、せっかくの髪色を長持ちさせるためにはしっかりと乾かすよう徹底しましょう。

まとめ

髪色を長持ちさせるためのポイントを紹介しました。
髪色はどうしても落ちていくものではありますが、これらを意識するだけでも髪色は長持ちします。

髪色が落ちるとせっかくの色ではなくなるだけではなく、変色してどこか汚らしい印象を与えることにもなりかねません。
また、ダメージを受けて髪が傷んだ状態は、不衛生感が高まってしまいます。

髪色はもちろんですが、髪を綺麗に保つためにも、今回紹介した方法を実践してみてはいかがでしょうか。

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