年齢と共に増えていく白髪。
近年は白髪染めをすることなく、そのままにする「自然派」なスタイルも増えていますが、やはり「何とかしたい」と思っている人も多いのではないでしょうか。
髪の毛すべてが一気に白くなればよいでしょう。
しかし、白髪と黒髪がまばらで、かえって汚らしい印象を与えていることに困っている方も。
そこで、白髪染めについて、選び方からセルフでのポイントまで、いろいろとご紹介します。
目次
白髪染めのポイント!
どんな自分になりたいのか
白髪染めを行うにあたってまず考えるべきは、「どんな自分になりたいのか」です。
この点は白髪染め以外の、おしゃれカラーリング・ブリーチでも同様ですが、白髪染めは白髪を染めるためのものではありますが、近年は選択肢が増えています。
真っ黒にしたいのか、それとも茶系にしたいのか。
あまりに黒くし過ぎるとかえって不自然だからナチュラルな雰囲気にしたいのか。「白髪を染める」ではなく「なぜ白髪を染める」のかを考えることで、適した白髪染めを見つけることができます。
髪質との兼ね合い
白髪染めも様々なタイプが登場しています。
かつて白髪染めといえば「黒く染まるけど、髪がゴワゴワになる」が定番でした。
髪質を犠牲にしてでも黒くする。
それが白髪染めの常識でしたが、近年はゴワゴワ感を軽減した白髪染めも多数登場していますし、中にはカラートリートメントのように、徐々に染めるタイプではありますが、髪質を損ねないものも登場しています。
しかし、現実的に髪がゴワゴワになってしまうものほど、染める力は強いです。
そのため、どこまで髪質を取るのかも考慮する必要があります。
例えば短髪の男性であれば、髪質がゴワゴワになっても、そこまでデメリットはありませんが、髪が長い場合、ゴワゴワになってしまうとアレンジが難しくなります。
寝起きはまるでかつらをかぶっているかのような塊になってしまうケースもあるでしょう。
このように、髪質とのバランスをどこまで考えるのかも重要なポイントです。
継続性
白髪染めで難しいポイントの一つがこちらです。
白髪染めは、いわば表面処理です。
生えている髪の毛に対して行うものであって、これから生えてくる髪の毛には何ら効果を発揮しません。
一般的に、人間は1ヶ月でおよそ1cmほど髪の毛が伸びるとされています。
生えてくる毛は当然ですが、白い毛交じりの物です。
そのため、常に理想の状態を維持するためには、1度だけの白髪染めではなく、定期的に白髪染めを行う必要があります。
理想の自分、髪質との兼ね合いも継続性を踏まえて考える必要があります。
白髪染めの選び方!
とにかくしっかりと染めたい!
しっかりと染めたいのであれば従来通りの髪に塗布して放置するタイプの白髪染めを選びましょう。
このタイプは「白髪を染める力」に関しては、他の白髪染めよりも高いです。
ただし、髪はパサパサになりやすいですし、ベタつき感もあります。
「とにかくしっかり染めたい」と考えている短髪の人には、このタイプの白髪染めがよいでしょう。
バレずに白髪染めをしたい!
白髪染めをしていることは、できれば周囲に知られたくない人も多いようです。
このタイプの人は、徐々に染まるタイプの白髪染めが良いでしょう。
このタイプの白髪染めが、一度でしっかり染まるものではありません。
何度も使用することで、徐々に理想の色へと近づけるタイプですが、だからこそ周囲にバレにくいです。
また、髪質を痛めにくいので、髪質にこだわりたい人にもマッチした白髪染めです。
黒ではなくカラーリングを楽しみたい!
このタイプの人は、白髪染めとしても活用できるタイプのカラーリング剤が良いでしょう。
ただし、あまりにも白髪の量が多い場合には効果が弱くなります。
また、できる色にも限りがあります。
いきなり金髪・ホワイトのような高輝度のカラーは難しいです。
それでも真っ黒ではなくおしゃれな雰囲気を楽しみたい人にはこのタイプの白髪染めがおすすめです。
部分的に染めたい!
全体的にではなく、部分的に白髪染めをと考えている人は、プッシュタイプの白髪染めがおすすめです。
プッシュタイプの白髪染めのメリットは、使い捨てではなく、残せる点です。
一度の白髪染めで全ての溶剤を使用することなく、残しておくことができるので、再び白髪染めが可能です。部分的に染めたい人が、一般的な白髪染めを使用すると、多くの溶剤が残ってしまいます。
勿体ないと感じる人も多いですが、このタイプであれば余った白髪染めを捨てる必要がありません。
まとめ
白髪染めのポイントについて紹介しました。
白髪で悩み始めると、漠然と「白髪を何とかしたい」、「白髪染めを」と思うものですが、白髪染めのためのポイントを把握しなければ、失敗してしまう可能性があります。
白髪染めのためのポイントを把握し、自分自身の理想の形の「白髪染め」を行うことこそ、白髪染めで失敗しないためのポイントです。