髪を生やす薬って?フィナステリドとミノキシジルでAGA対策!

年齢と共に薄毛や抜け毛が気になってくる人もいれば、まだまだ若いと思っていたのに自分の枕もとを見たら抜け毛がたくさんあったり、あるいは雨の日やシャワーの後など、濡れている自分を見て薄毛なのでは?と思ったり。
髪の毛の悩みは尽きないものですが、医学的見地からの薄毛対策といえばフィナステリトとミノキシジルです。
これらを髪を生やす薬だと思っている人も多いのですが、それぞれどのような薬なのか正しい情報を把握しておきましょう。

フィナステリドとは?

フィナステリドの役割

フィナステリドとは、毛周期の乱れを戻すための薬です。
人間は髪の毛だけではなく、すべての毛に成長期・休止期・退行期の3つからなる毛周期があります。
薄毛や抜け毛で悩んでいる人は、この「毛周期」が乱れていることが原因のケースが多いです。
毛は成長し、成長を終えたら休む。そして退行(抜ける)を繰り返すのですが、毛周期が乱れてしまうと毛が成長を終える前に成長を止め、抜けてしまいます。
結果、抜け毛が増えますし、抜け毛が増えることから薄毛も顕著になります。
毛周期の乱れこそAGAなのですが、フィナステリドは毛周期の乱れを正常に戻す役割があります。
そのため、フィナステリドは髪を生やす薬ではなく、髪が正常に生えるように戻すための薬だと考えることができます。

フィナステリドの入手方法

フィナステリドを入手するためにはクリニックで処方してもらうのみです。
一般的なドラッグストアでは販売されていません。輸入代行業者を通して海外のフィナステリドを個人輸入している人もいますが、違法性はないものの、正規品なのかという問題点もあります。
クリニックにて医師に処方してもらった場合、いざやもしもの時、担当医が対応してくれるのですが、個人輸入の場合、自己責任です。
特に昨今はAGA専用クリニックだけではなく、皮膚科、美容整形外科といった頭髪に関連する診療科目のクリニックだけではなく、耳鼻科や眼科など、頭皮と直接関係ないクリニックでもフィナステリドを処方していたりしますので、入手難易度は決して高くはありません。

ミノキシジルとは?

ミノキジルの効果

ミノキジルこそ髪を生やす薬と考えてよいでしょう。
元々は高血圧症のための血管拡張効果促進の薬でした。
血管を広げることで血流を増やせば血圧そのものも低下するという考え方です。
しかしそこで、血流が増加した部分での発毛効果が確認されたことから、AGA治療でも用いられるようになりました。
髪を生やすための薬というよりも、血管を広げるための薬で、結果、育毛効果を促進します。
人間の健康は血液によってもたらされているといっても過言ではありません。
血管を広げ、血流を増やすことで栄養を該当部分に運び、発毛を促進するというメカニズムです。

ミノキジルの入手方法

ミノキシジルは薬の名前ではなく、成分です。
そして、実は一般的なドラッグストアでも販売されているので入手可能です。
ドラッグストアの育毛剤コーナーを覗くと、様々な商品があるかと思いますが、成分を見てみましょう。
ミノキシジルが含まれているものもありますので、気軽に購入できます。
ただしミノキシジルは一類医薬品に分類されていますので、ドラッグストアに薬剤師がいない時間には購入ができません。
深夜、あるいは24時間営業のドラッグストアの場合、薬剤師がいない時間もあります。
「今の時間はこの商品は販売することができません」との注意書きが用意されている商品棚を見かけたことがある人もいるかと思いますが、ミノキシジルもこれに該当します。
そのため、ミノキシジルを購入する時には薬剤師がいる時間でなければなりません。
しかし、わざわざクリニックまで出向いて処方してもらう必要はありませんので、フィナステリドと比較すると入手しやすいです。
購入したら薄毛が気になる部分に塗布することで、塗布された部分の血管が広がり、血流増大による発毛促進効果が期待できます。

飲むタイプのミノキシジルもある

ミノキシジルは外用薬だけではなく、飲むタイプのものもあります。
飲むタイプのミノキシジルに関してはドラッグストアで見かけることはありません。
フィナステリド同様、クリニックで処方してもらうことになります。
飲むミノキシジルは塗布するタイプのように、塗布部分のみの血管を拡張するのではなく、全身の血管を拡張します。そのため、頭皮だけではなく、全身が毛深くなったとする声もあります。

まとめ

フィナステリドとミノキシジルは薬です。特にミノキシジルは髪を生やす薬になりますが、抜け毛や薄毛解消のためには、毛を生やすだけではなく、抜けていく毛の対策も必要です。
その役割を担っているのがフィナステリドです。つまり、フィナステリドとミノキシジルのセットこそ、抜け毛・薄毛対策に効果的であることが分かるのではないでしょうか。
この組み合わせがAGA治療の基本とされているのも、実はそれぞれ微妙に役割が異なるからこそです。

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