椅子に座っていると上から見られた時の視線が気になる、スタイリングをしてもトップのボリュームが出ず理想通りの髪を作れないという悩みを持つ人も多いのではないでしょうか。
つむじ部分が薄くなる、髪が細くボリュームがない場合、つむじが薄毛になる原因を知ることが大切です。
原因を明確にしておけば、どのような対策をすべきなのか検討しやすいでしょう。
そこで、つむじの薄毛の原因や、つむじの薄毛をカバーする方法を紹介します。
目次
つむじの薄毛が目立つ原因
つむじの薄毛が目立つ原因として、主に2つ挙げられます。
薄毛の原因によってはセルフケアで改善するのが難しいため注意が必要です。ただし、日ごろの工夫で薄毛の進行を止められる可能性があります。
紫外線で外部刺激を受ける
顔や腕だけではなく、頭皮も紫外線によって日焼けします。
つむじは紫外線が当たりやすい位置にあるため、特に注意が必要です。
頭皮が硬くなり、血行不良を起こしたり、紫外線によって炎症を起こしたりします。
紫外線による炎症は火傷と同じ状態になり、かゆみや赤みを引き起こすため頭皮環境の悪化につながるでしょう。
男性型脱毛症
つむじの薄毛の原因として最も多いのは、男性型脱毛症です。
男性型脱毛症とは男性ホルモンの影響と遺伝によって引き起こされるものであり、成人男性の3割が男性型脱毛症になるというデータがあります。
男性は、思春期以降に血中のテストステロンと呼ばれる成分の濃度が上がることが特徴です。
テストステロンが5αリダクターゼと呼ばれる物質と結合することによって、ジヒドロテストステロンが生成されます。
ジヒドロテストステロンは、毛乳頭にあるホルモンを感知する場所で反応するため、脳細胞が破壊されるので毛が抜ける仕組みです。
なお、男性型脱毛症は一般的に男性に起こる症状ですが、女性にも同様の女性男性型脱毛症と呼ばれる症状があります。
頭皮環境の悪化
精神的・肉体的ストレスや喫煙、睡眠不足、運動不足が原因で頭皮環境が悪化すると、薄毛につながります。
喫煙は内臓機能にも悪影響を及ぼし、薄毛の原因にもなるため注意が必要です。
ストレスや睡眠不足、運動不足、喫煙で血行不良を起こすと髪に十分な栄養が届かず、髪が細くなり抜け毛や薄毛につながるでしょう。
生活習慣を見直し、髪に悪影響を及ぼす行動を控えることが大切です。
つむじの薄毛をカバーする方法
つむじの薄毛を改善する方法として、育毛剤を使用したり専門医院で治療を受けたりする方法があります。
しかし、育毛剤を使用したり治療を受けたりしても、すぐに髪が生えるわけではありません。
つむじの薄毛をカバーしながら育毛ケアをするために、ウィッグを使用する方法が有効です。
そこで、つむじの薄毛に適したウィッグの選び方やウィッグの種類を紹介します。
ネット地のつむじウィッグ
ネット地のつむじウィッグはセミオーダーをすると10万円ほどであり、安いお店で5万円ほどで販売されています。
医療用ウィッグや高品質なウィッグを購入したい人から人気のタイプです。
小さいサイズのネット地つむじウィッグ
小さいサイズのため、自然に見えることがメリットです。
小さいサイズのつむじウィッグは比較的リーズナブルな医療用ウィッグやファッションウィッグとしても販売されています。
ネット地に手植えをすることが一般的であり、通気性が高く、髪がしっかり立ち上がるので自然に見えることが特徴です。
ただし、ネット地にウィッグの繊維を結んで手植えをするため、髪の結び目が見えたり黒くなったりする場合があります。
さらに、サイズが小さいため分け目を変えられない点に注意が必要です。
手植えラバーウィッグ
手植えで丁寧に造られているため見た目が非常に自然であり、近くでつむじを見られても気づかれないほど高品質なウィッグが多いです。
特に、医療用ウィッグとして販売されているラバーウィッグは、分け目が付いているのでより自然に見えるでしょう。
機械製のラバーウィッグ
ファッションウィッグとして販売されている、リーズナブルな種類のウィッグです。
地肌部分はゴムでできており、髪の繊維は数本束になったものを機械で植えています。
不自然に見える場合がありますが価格の安さが魅力です。
育毛剤を使って薄毛予防をすることも大切
つむじの薄毛が進行していない人や、将来つむじの薄毛にならないように予防したいという場合には、育毛剤を使用したヘアケアをすることが大切です。
育毛剤は、髪の成長を促進させたり、頭皮環境を改善する成分が配合されています。
即効性はないものの、長期間使用することで育毛効果が期待できるでしょう。
つむじの薄毛はカバーしながら改善を目指そう
つむじの薄毛をカバーするウィッグには様々な種類があり、価格帯も異なります。
ウィッグを購入する場合には、購入する前に試着可能かどうかをチェックし、自分の髪の色に適したウィッグを選ぶことが大切です。
ウィッグでつむじの薄毛をカバーしながら、育毛剤を使ったり、生活スタイルを整えるといったヘアケアを行いましょう。