髪の毛をスタイリングしても、思うように髪がまとまらなかったり、トリートメントをしても時間が経過すると朝広がってしまったりといったことに悩んでいる人は少なくありません。
特に、30代以降は髪質が変わる場合が多く、髪がパサつきやすくスタイリングが崩れてしまうケースも多いです。
そこで、外出先でもパサつかず、スタイリングが崩れないようにするための基本となるヘアケア方法を紹介します。
目次
トリートメントとミストタイプのオイルでスタイリングを復活させる
市販されているヘアケアアイテムは、リンスやコンディショナーを使うケースが多いでしょう。
リンスやコンディショナーは髪表面に膜を張るものであり、トリートメントは髪の内側から補修する効果が期待できるものです。
そのため、スタイリングが崩れるほどパサついてしまう場合には、トリートメントを利用して髪の内側から栄養分や水分を取り入れることが重要だといえます。
また、ドライヤーでスタイリングをする際にドライヤーの熱によってパサついてしまうのであれば、オイルを塗って髪表面を守ってから、ドライヤーやヘアアイロンを使用する方法が有効です。
外出先で髪がパサつく場合には、ミストタイプのオイルを吹き付けるとツヤを取り戻す効果が期待できます。
低刺激性のシャンプーを使って頭皮と髪をケア
シャンプーは、基本的にドラッグストアで販売されているシャンプーと美容院で販売されているシャンプーに分かれます。
2種類は、薬事法によって使用できる成分がそれぞれ異なることが特徴です。
美容院で販売されているシャンプーは高品質で頭皮や髪に負担がかからない成分が配合されています。
一方、リーズナブルな価格のシャンプーは洗浄力が高いものが一般的であり、髪や頭皮を守るための油分も洗い流してしまう点がデメリットです。
自分の髪質や頭皮の状態に適したシャンプーを選ぶことが重要だといえるでしょう。
髪をとかして静電気を予防する
静電気が発生すると髪同士が擦れるので、摩擦によって髪が傷んだりパサついたりします。
外出先でパサついてしまい、スタイリングの乱れが気になる場合は、ブラシで髪をとかすことによって静電気を予防する方法が有効です。
自宅でシャンプーをして、絡まった状態のままで過ごしていると、髪同士の摩擦でキューティクルがダメージを受けるため髪の内部が乾燥します。
ただし、絡まった髪を力任せにとかすと切れ毛や枝毛につながるので、丁寧にとかすことが重要です。
また、パサついている場合には、猪の毛や豚の毛を使ったブラシを使用すると、毛についている油分が髪に適度に付着するので、髪がまとまりやすくなるでしょう。
パーマやカラーリングは極力避けて髪に負担をかけないようにする
髪色を変えたい場合、市販されているセルフカラーリング剤を使用する人が多いでしょう。
しかし、市販されている製品は、簡単に染められるように強力な成分が配合されていることが特徴です。
そのため、頭皮や髪に負担がかかり、パサつきやすい髪質に変化するリスクがあります。
スタイリングが乱れるほどパサついている場合、リンスやトリートメントをするだけではなく、パーマやカラーを控える方法が有効です。
美容院であれば根元のみを染められるので、伸びた部分だけに色を入れるといった対処法もあります。
パーマは髪全体に薬剤を塗って熱を加えるため、髪に大きなダメージを与えることが特徴です。
集中的にトリートメントをしてケアをすることも可能ですが、パサついていたりスタイリングができないほど髪が傷んでいたりする場合には、パーマをあてない方が良いでしょう。
自然乾燥させずにドライヤーで髪を乾かすことが重要
髪がパサつかないようにするためには、キューティクルを整えることがポイントです。
髪が濡れているとキューティクルが開いているので、自然乾燥させるとキューティクルが開いたままの状態になり、髪の潤いを保つための油分や水分、栄養分が抜けて乾燥します。
そのため、根元から順番に、一箇所につき10秒程度熱を当てて髪全体を乾かしましょう。
毛先を乾かす際には手櫛やブラシでとかしながら、毛先の方向にドライヤーの熱を当て、最後に冷たい風を当てて頭皮とキューティクルを引き締めます。
スタイリング前にシャワーを浴びる場合はもちろん、帰宅後にシャワーを浴びる際にも、ドライヤーで丁寧に髪を乾かすことが大切です。
パサつきを抑えてスタイルを維持するなら自宅でのケアが大切
頭皮が乾燥していると、髪が細くなるほか、抜け毛や切れ毛につながります。
そのため、髪だけではなく頭皮にもしっかりと栄養や水分を与えてケアすることが重要です。
外出先でパサつきやスタイリングの乱れが気になる場合、その場で対処するのも良いですが、日頃から髪のケアを行ってパサつきにくい髪を作るよう意識する必要があります。
自宅でのケアと外出先でのケアの両方を実践して髪のパサつきを抑えることは、ヘアスタイルを楽しむことにつながるでしょう。