メンズの薄毛対策には正しいシャンプーの方法があります。
私は美容師をしていますが男性の方のシャンプーの仕方を聞いていると、シャンプーの仕方が強すぎたり、雑過ぎたりします。
ガシガシ爪を立てて洗っていませんか?
確かにそうやってシャンプーをすると気持ちの良いものですが、頭皮にはよくありません。
シャンプーは毎日の事ですからここで正しいシャンプー方法を身につけることで薄毛対策や防止に役立ちます。
目次
使ったほうが良いシャンプーの選び方
まずはシャンプーの選び方なのですが、シャンプーはできるだけ優しい成分のものを選ぶようにしましょう。
シャンプーのパッケージ裏に成分表示がありますが、ここに書かれているラウリル硫酸naやラウレス硫酸naという物が使われている場合はなるべく使わないほうが良いです。
これは界面活性剤の一種で洗浄成分として使われています。
しかし、これらの成分は刺激性が強すぎるため毎日使っているうちに地肌がダメージしてしまう恐れがあります。
特にいま薄毛を発症している方は避けたほうが良いです。
では、どのようなシャンプー成分を使ったほうが良いかというとアミノ酸系やカルボン酸系の洗浄成分です。
特にアミノ酸系は植物性のものから抽出されていますので地肌にとても優しいです。
シャンプーの方法
ブラッシング(クレンジング)
一度ブラシでブラッシングします。
ブラッシングをすることで髪は地肌についた汚れを浮かせます。
クレンジングオイルを使って汚れを浮かすこともできます。
ただ、クレンジングオイルは毛穴に残ってしまう恐れがあるのであまり推奨しません。
正直ブラッシングだけでも良いです。
湯洗い
40度前後のお湯やシャワーで頭皮を洗い流します。
しっかり湯洗いをすることで頭皮や髪の汚れの80%が落ちます。
湯洗いがしっかりできているとシャンプー剤を大量に使わなくても済むので経済的にも頭皮の健康にも良いです。
ここでは3分くらいかけてしっかり汚れを落としてあげましょう。
プレシャン(泡立て)
ワックスなどなかなか落ちにくいスタイリング剤を使っているときはこのプレシャンをしたほうが良いです。
そうすることでしっかり頭皮や髪の汚れが落ちます。
シャンプーをワンプッシュだけ手に取り手の平である程度広げてから頭皮にまんべんなく塗布します。
そしてプレシャンの場合はなでる程度で泡立てるだけにします。
流し
プレシャンプーのシャンプー剤を洗い流します。
この場合ざっとで構いません。
シャンプー
また、ワンプッシュ手に取り良く広げてから頭皮全体に塗布、泡立てます。
プレシャンをしているので泡立ちがものすごく良くなっています。
泡立てたら指の腹をつかって指圧するようにマッサージシャンプーをしていきます。
美容院ではガシガシ洗っていますが、それは気持ちよさを求めた営業用のシャンプーであって本来は指圧程度で優しく洗ったほうが良いです。
あと、爪を立ててある方も多いのですが、それは絶対にやめてください。
地肌を傷つけ炎症を起こし頭皮の悪臭や薄毛の原因となってしまいます。
しっかり湯洗い
シャンプー剤が地肌に残らないようにしっかり洗い流します。
シャンプーには洗浄成分や防腐剤などいろんなものが使われており地肌に残っていると頭皮ダメージの原因となります。
ここでも3分程度しっかり地肌を洗い流します。
トリートメント
髪の長さが短ければはっきり言ってトリートメントはいらないのですが、ミディアムくらいの長さやパーマ、カラーリングをしてるならトリートメントをつけたほうが良いです。
トリートメントは毛先につけるように意識します。
根本からつけると毛穴を塞ぎこんでしまう恐れがあります。
また、トリートメントを流す際も気をつけなければいけないことがあります。
髪についているトリートメントは軽く流す程度でよいのですが、洗い流すときに首や肩にトリートメントが付いてしまうことがあります。
それはしっかり洗い流しましょう。ニキビなど炎症の原因になってしまいます。
タオルドライ、ドライヤー
メンズの場合自然乾燥をする方が多いのですが、今の常識ではドライヤーでしっかり乾かしたほうが良いです。
自然乾燥ですとドライヤーで乾かすよりも髪の水分が飛んでしまい余計なヘアダメージを与えてしまいます。
また地肌が湿った状態でいると雑菌が繁殖しやすくなり頭皮の炎症や臭いなどの原因になります。
なのでしっかりドライヤーで乾かしてあげましょう。
まとめ
毎日行うシャンプーは正しい方法で行えばメンズの薄毛対策になります。
また、普段からワックスなどスタイリング剤を使用するメンズの方はそれらの成分が地肌に残らないようにしましょう。
それも薄毛の原因となってしまう場合があります。
正しいシャンプーをしていれば地肌汚れから始まる薄毛に悩まされることはなくなります。