パサパサの髪の毛は、みすぼらしい印象を与えてしまうだけではなく、スタイリングも難しくなるなど美容にとってはまさに「難題」です。
潤いが不足しているからとトリートメントを使用することは決して悪い事ではありませんが、パサパサの髪で悩んでいる場合、トリートメントだけではなく他にも意識すべき点があります。
目次
なぜパサパサの髪になるのか
潤いが不足している
まず挙げられるのは潤いが不足しているからです。
乾いている状態が続くと、髪はパサパサになります。
潤いが不足している原因は体質やライフスタイルなど様々ですが、潤いが不足することで髪はパサパサになってしまいます。
髪を乾かさない
入浴後、髪の毛を乾かさずに自然に任せている人は髪の毛がパサパサになりやすいです。
髪の毛は潤いが大切ではありますが、一般的な水ではいずれ乾いてしまいます。
さらに、濡れている髪の毛はダメージを受けやすい状態です。
「どこにも出かけない」、「誰にも見られない」、「そのうち乾く」等、入浴後はタオルドライのみで、しっかりと乾かさない場合、乾くまでの時間で髪の毛が痛み、乾いた後にパサパサの状態となってしまうのです。
洗髪やパーマ
カラーリングやブリーチ、パーマは髪の毛のお洒落として珍しいものではありませんが、いずれも基本的に髪の毛の組織に負担を与えることで髪の毛の状態を変化させるものです。
実際、カラーリングやパーマ、ブリーチ後は髪が痛んでいますので、髪がパサパサになりやすいです。
髪の毛のお洒落の後、トリートメントに気を配るのはそのためです。
何もしなければ、髪は痛む一方で、せっかくのお洒落もパサパサの状態になってしまいます。
紫外線の影響
外でお仕事をする人は、紫外線の影響もあります。
紫外線もまた、髪の毛の組織にダメージを与えます。
結果、潤いを閉じ込めることができなくなり、髪がパサパサになりやすいです。
外でのお仕事ではなくとも、屋外でありながら直射日光を浴びている場合もやはり髪の毛は紫外線の影響でダメージを負うことになります。
目に見えないものなので、そこまで意識していない方もいるかもしれませんが、紫外線は髪の毛だけではなく、皮膚にもダメージを与えることになるなど、美容にとって大敵です。
間違った方法でドライヤーをあてている
髪を乾かさなければ、髪はダメージを追いやすい状態となるのでパサパサになりやすいです。
一方で、間違った方法でドライヤーをあてると、やはり髪にダメージを与えてしまいかねません。
特に多いのが、いきなり熱風を当てて乾かそうとするものです。
濡れているのだから暖めて乾かす。
理屈としては分かるのですが、濡れている髪に熱風を当てると、かえってダメージを与えてしまいかねません。
まずは冷風で水分を飛ばし、その後スタイリングとして温風を当てる。
これが正しいドライヤーの方法ですが、いきなり熱風を当ててすぐに乾かそうとすると、髪はパサパサとなります。
トリートメントに頼らずに髪をパサパサにしない方法
正しい「乾かし方」を覚える
髪を乾かすことは大切ですが、お伝えしたようにいきなり濡れている髪の毛にドライヤーを当てても、髪の毛を痛めてしまうだけです。
まずはしっかりとタオルドライ。
さらには冷風にて水分を飛ばし、その後にスタイリングを兼ねて温風を当てます。
この正しい乾かし方を覚えるだけで、髪のパサパサをある程度防ぐことができます。
食生活と日常生活を意識する
髪の毛も人体の一部です。
どれだけ髪の毛に気を配ったとしても、栄養が足りなければ結局は髪の毛は健全には育ちません。
パサパサとなってしまうだけです。
そこで髪の毛を構成する成分をしっかりと摂取するよう心掛けることも大切です。
具体的にはタンパク質とアミノ酸です。
また、それらを頭部まで運ぶ血液の流れなど、食生活や日常生活を意識することも、髪のパサパサを防ぐ方法の一つです。
紫外線を意識する
紫外線は目に見えないものです。
そのため、自分自身が紫外線を受けているのか受けていないのか、客観的な判断が難しいです。
特に髪の毛の場合、ますます自覚が難しいものです。
外にいる時であればすぐに気付けても、屋内では難しいことでしょう。
しかし、紫外線を浴びると髪の毛は痛みます。
例えば、「長時間屋外にいる場合には帽子を被る」、「屋内で紫外線が当たる環境であれば紫外線カットのアイテムを駆使し、日常的に紫外線が当たらないよう配慮する」といった対処によって紫外線をカットすることで、髪のパサパサを防止できます。
まとめ
髪のパサパサの即効性のある対策はトリートメントです。
しかし、トリートメントだけに頼っていると、なかなかパサパサを解決することが出来ません。
髪のパサパサで悩んでいる方は、トリートメントも大切ではありますが、トリートメント以外の部分にも気を配ることで、パサパサを解消し、綺麗な髪の毛を手に入れることが出来るので、改めて気を付けてみましょう。