年齢と共に薄毛の恐怖は強まっていくものですが、特に目立つのが前髪です。
前髪は自分自身はもちろんですが、他人からもまず視界に入る部分とあって、前髪に敏感になっている人も多いのではないでしょうか。
そんな前髪の悩みは人それぞれですが、前髪のサイド、いわゆるM字の部分が薄いと嘆いている人も多いようです。
ここではそんな前髪のサイド・M字部分が薄い理由・原因や対策について、いくつか紹介します。
目次
前髪のサイドが薄い原因・理由とは?
AGA
まず疑うべきはAGAです。
AGAは前髪のサイドも影響を受けやすい部分です。
他にも前髪全体、頭頂部が薄いと感じる場合、あるいはそれら全体が薄い状態となっているケースなどAGAは男性の髪の毛に悪影響を及ぼすものです。
他にも抜け毛全体が増えている、あるいは前髪に寝ぐせが付きやすくなったなり、それまでと同じスタイリングをしてもなかなかしっくりこなくなっている場合には、AGAが発症している可能性があります。
AGAは遺伝的な要因が大きいです。
毛深い、髭が濃いなどの体質はAGAとなる可能性が高いです。
また、不安であれば自己判断するのではなくクリニックに足を運んで検査を行い、AGAなのか、あるいは違うのかを確定させましょう。
ライフスタイル
AGAの知名度が高まっていますが、薄毛の全てがAGAではありません。
ライフスタイル次第では前髪だけではなく、髪の毛全体が薄い状態となります。
「ライフスタイル」となると少々範囲の広い言葉となってしまいますが、食生活、睡眠時間、ストレス、疲労、飲酒、喫煙の有無など様々な点が髪の毛とかかわっています。
これらはどれか一つだけでも悪影響を及ぼし、薄い状態となってしまいます。
もちろん多く該当すればするほど薄い髪の毛となりやすいですが、1つだけではあっても薄い前髪となるリスクがあります。
実は変わっていない
案外多いのがこのパターンです。
髪を切った後、あるいはお風呂上りなどに意識して前髪のサイドを見て「薄くなってきた」、「生え際が後退しているのではないか」と不安に感じるものの、実は自覚したのが遅いだけで、前から変わっていないケースもあります。
不安な気持ちが一種の被害妄想を生み出しているケースですが、前髪のサイドの生え際のラインも遺伝です。
若いながらもそれなりに後退した位置に生え際がある場合もあります。
分かりやすい例に高校野球が挙げられます。
近年は坊主ではなく、髪を伸ばしている高校もありますが、まだまだ坊主頭の部員が多いです。
坊主とあって生え際のラインを確認しやすいですが、生え際のラインも「人それぞれ」であることが分かります。
つまり、実は前から変わっていないものの、抜け毛が増えてきたことで「前髪のサイドが薄いのでは」と不安になっているだけのケースもあります。
前髪のサイドが薄い!対策は?
AGAの場合
AGAの場合、実は問題はさほど深刻ではありません。
なぜなら、AGAは既に医学の見地からメカニズムが解明されているため、何をすべきなのかが明確です。
まずはフィナステリドで発毛力を阻害している酵素の働きを抑えることで抜け毛を防止します。
若い方であればそれだけでも発毛効果が期待できますが、より効果をと考えているのであればミノキシジルとの併用で、さらに大きな効果を期待できます。
医学的見地に基いての治療となりますので、時間こそかかりますが効果を確認しやすいです。
ライフスタイルが原因の場合
AGAではないものの、前髪のサイドが薄い場合はライフスタイルに起因している可能性が高いことから、ライフスタイル全般を見直す必要があります。
AGA治療よりも時間もかかれば、見直すべきポイントも多々あります。
そのため、地道に取り組む必要があります。
髪の毛のメカニズムを把握するなどして前髪だけではなく髪の毛にとって良いこと・悪いことを把握し、良いことを実践して薄毛・抜け毛防止に取り組みましょう。
髪型で誤魔化す
前髪のサイドが薄いと感じているのであれば、ヘアスタイルで誤魔化す方法もあります。
一般的に、薄い部分を隠そうとする人が多いのですが隠そうとするとかえって薄い部分が目立ってしまいます。
そのため、オールバックやツーブロック、さらには前髪を下すよりも上げるスタイルの方が、実は目立ちにくいです。
どうしても「隠そう」とする心理が強まるのはよく分かりますが、隠そうとするよりも、むしろ見せつけるかのようなスタイルの方が結果的には目立ちません。
まとめ
前髪のサイドが薄い状態となると、不安に襲われるものです。
この先どうすればよいのか、そもそも自分はどうなるのか。
いろいろな気持ちが巡るかと思いますが、一つの目安として、まずはAGA検査を行うことをお勧めします。
AGAであればAGA治療しか効果は期待できませんが、確実性は高いです。
一方、AGAではない場合には他の方法を実践する必要があります。