いわゆるかきあげが人気を集めています。
ナチュラルに髪の毛が立ち上がっている状態は、不自然過ぎないスタイリングから男女を問わず、さらには髪の毛の長さを問わずに人気のスタイルとなっているのですが、ある程度前髪が長い方が作りやすいのも事実です。
そのため、短い前髪の場合、なかなか理想のかきあげが作れないと嘆いている人もいるようです。
そこで、短い前髪でかきあげを上手に作るポイントをいくつかご紹介しましょう。
目次
短い前髪でかきあげを作るポイント
整髪料に頼らない
短い前髪でかきあげを作る場合、いきなり整髪料に頼るのではなく、まずはドライヤーでのスタイリングから始めましょう。
ワックスにせよジェルにせよ、整髪料でかきあげを作ろうとすると、どうしても「ナチュラル感」が損なわれてしまいます。
つまり「頑張って作っています」な形になってしまうと共に、かきあげではなく、アップスタイルのような形になってしまいがちです。
特に、短い前髪の場合、整髪料をつけすぎると髪の毛全体が立ってしまいます。
かきあげのポイントは根元だけをふわっとさせる点にありますので、いきなり整髪料を使用するのではなく、ドライヤーだけでスタイリングを整え、作ったかきあげをキープするために整髪料を利用する形が良いでしょう。
アイテムを上手く活用する
かきあげは、根本「だけ」を上手く立ち上げるスタイルです。
つまり、根本以外は自然に流すスタイルとなります。
この強弱・コントラストがポイントとなりますが、慣れていない人はタオル、キャップ、カチューチャやバンダナ等を活用してみると良いでしょう。
オールバックのような状態でタオルやキャップ等を数十分セットしていると、自然とかきあげが出来上がります。
出かける時間から逆算したり、あるいは前の日の夜にキャップやタオル、カチューシャである程度形を作ってから寝るのも良いでしょう。
これらのアイテムを使用すると、自分自身で何をするでもなく、自然なかきあげが出来上がります。
整髪料は控えめに
作ったかきあげは、ワックス等の整髪料で固めることになりますが、控えめで十分です。
大量に使用する必要はなく、さらには根元を少しホールドする程度で十分です。
先にもお伝えしましたが、かきあげは根元のみを自然と立ち上げたスタイルです。
整髪料をつけ過ぎてしまうと、ナチュラル感を損ねてしまうだけではなく、根本以外にも整髪料がついてしまうことで重みとなり、かきあげが崩れやすくなります。
特に短い前髪の場合、根本以外には整髪料は不要です。スタイリングに力を入れようと思うと、どうしても整髪料をつけ過ぎてしまう傾向にありますが、短い前髪の場合は整髪料はあくまでも「最後の抑え」程度で十分です。
短い前髪でかきあげを楽しむために
常に分け目を変える
かきあげは根元のみを立ち上げたスタイルですが、どこに作るかは自由です。
センターセパレートでのかきあげは爽やかな印象を与えますが、6:4、あるいは7:3といったセパレートでのかきあげは個性を演出できます。
例えば、仕事の時にはセンターセパレートで、オフの時には6:4でといった形で少しかきあげを作る位置を変えるだけで、自分自身の印象を大きく変えることができます。
色を入れる
分け目付近にワンポイントで色を入れることで、立体感を演出できます。
また、先にお伝えした分け目の位置を変えることで印象を大きく変えることにもなります。
仕事との兼ね合いから、あまりにも派手なブリーチは無理という方も多いかと思いますが、オフの時だけワンポイントカラーを入れるだけでも良いでしょう。
かきあげの位置と色のバランス具合で、同じ「短い前髪のかきあげ」でも、様々な顔を見せることができます。
一日で落ちるカラーリング等を活用して、個性的なスタイルを見つけてみるのも良いでしょう。
適度に手入れする
人間の髪は一か月で1cm程伸びるとされていますが、前髪に関しては多少伸びるだけでスタイリングの感覚が変わるほど。
そのため、短い前髪でのかきあげを楽しむのであれば、適度に自分自身で前髪を手入れする必要があります。
短い前髪が1cm伸びれば、まったく異なるスタイリング術が求められることになります。
他の部分であれば1cm伸びた程度ではスタイリング術はさほど変わりませんが、前髪の1cmはとても大きなものです。
もちろん全体のバランスを考えることも大切ではありますが、前髪は伸びていると実感しやすい部分であり、伸びるとかきあげのスタイリングも変わってくるので適度に手入れしましょう。
まとめ
短い前髪のかきあげを作るポイントは整髪料に頼らない点、さらには適度に手入れをする点にあります。
一度作り方を覚えたら、さほど難しいものではないと気付くはずなので、手入れを覚えた方が良いでしょう。
もちろん短い前髪だけではなく、伸びてきた前髪でも楽しめるのがかきあげスタイルのメリットなので、伸びたら伸びたでその状態でかきあげを楽しむのもよいでしょう。