男性の髪の悩みにはソイプロテインが有効?理由と正しい飲み方

プロテインとは、筋肉をつけたいときに飲む栄養補助食品という印象を持つ方も多いのではないでしょうか。
しかし、薄毛ケアにもプロテインが深く関係しています。
日頃からプロテインを摂取することで、髪を健康な状態に保てるかもしれません。

そこで今回は、プロテインとヘアケアの関係について詳しく紹介します。

毛髪の構成成分


毛髪は、一番外側のキューティクル、中間のコルテックス、メデュラの3種類で構成されています。
毛髪の主成分はタンパク質で、脂質やメラニン色素も含まれていることが特徴です。
また、毛髪を構成するタンパク質は、シスチンというアミノ酸を多く含むという特徴もあります。

毛髪の大部分を占めてコルテックスのタンパク質や脂質が減少すると、髪はパサパサになり、細く抜けやすくなります。

脱毛の仕組みと原因

毛髪は、タンパク質、ビタミン、ミネラルなどの複数の栄養素が行き届くと、健康に太く成長します。
しかし、栄養失調や血流が悪くなることによって髪に栄養が届かなくなると、太く強く長い髪を育ちません。
なお、栄養状態や健康に問題がなくても、1日に50~100本の毛髪が抜け落ちています。
つまり、50~100本程度であれば、毛髪が抜けても問題はありません。

プロテインには3種類ある

プロテインは、主に3種類があります。そこで、それぞれのプロテインの特徴を紹介します。

ホエイプロテイン

牛乳が原料のプロテインで、アスリートや筋トレをする方、ボディビルダーが愛用するプロテインです。
ホエイプロテインはカロリーが低いですが養価が高く、体への吸収も早い種類です。
トレーニング直後の栄養補給に最適でしょう。

カゼインプロテイン

ホエイプロテイン同様、牛乳が原料です。
ホエイプロテインは水溶性で体への吸収が早いのに対し、カゼインプロテインは固まりやすく、体への吸収が遅いことが特徴です。
カゼインプロテインはゆっくり体内に吸収されるため、満腹感を長時間保つことができ、ダイエット中の方にも適しています。

ソイプロテイン

大豆が原料のプロテインで、カゼインプロテインと同様、ゆっくりと体に吸収されます。
満腹感を得る効果もあり、ダイエット中の方におすすめのプロテインです。

育毛にはソイプロテインが有効

ソイプロテインは、ダイエットだけに有効なわけではありません。
ソイプロテインには、たんぱく質以外にも育毛に良い栄養素が含まれています。

次に、なぜソイプロテインが育毛に有効なのかを解説します。

ソイプロテインが育毛におすすめな理由


ソイプロテインには、育毛に効果的といわれる大豆イソフラボンが含まれています。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと同様に作用し、薄毛の原因となる男性ホルモンの増加を抑える効果が期待できます。
また、大豆イソフラボンはコラーゲンを生成する作用もあることが特徴です。
結果、頭皮の乾燥を防ぎ、頭皮環境を整える効果が期待できます。

タンパク質は1日にどのくらい摂取する?

タンパク質は1日にどれくらい摂れば良いのでしょうか。
摂取量の目安は、成人男性で1日60g、成人女性で1日50gです。
また、トレーニングや運動をしている人は、筋肉を生成するためにタンパク質が使われるため、推奨量よりも多くのタンパク質が必要です。

タンパク質はソイプロテインのほか、肉、魚、卵など多くの食品に含まれています。
普段からバランスの良い食事をしていれば、推奨量のタンパク質を摂取できるでしょう。
しかし、偏った食生活をしている場合は、栄養不足に注意が必要です。

プロテインの飲み方

不足しがちなタンパク質を補うプロテインですが、効率的に栄養を吸収したい方も多いでしょう。
プロテインを効率良く飲むためのポイントを紹介します。

髪に必要な他の食品も摂る

健康な髪を作るためには、タンパク質以外にも必要な栄養素があります。
タンパク質以外にも、亜鉛、ビタミンD、ビタミンAなどの栄養素が育毛に効果的です。
栄養素が不足すると、髪が細く、抜けやすくなるため注意しましょう。

飲むタイミングに気をつける

プロテインを飲むタイミングによって、栄養素の吸収率が変わります。
プロテインを飲むときは、吸収率が高くなるタイミングにしましょう。

プロテインの吸収率が最も高くなるのは、運動後30分以内とされています。
運動後には、運動によりダメージを受けた細胞を修復するホルモンが分泌されるためです。

ホルモンが活発に分泌されると、タンパク質の吸収率が高まります。
運動直後は体が栄養素が吸収しやすいため、亜鉛やビタミンも摂取すると良いでしょう。

1日のたんぱく質摂取量の目安を守る

プロテインを摂取する際は、1日あたりのタンパク質摂取量に注意しましょう。
プロテインを飲みすぎると、1日あたりのタンパク質摂取量の大幅な増加により、内臓に負担をかけ、体に余分な脂肪を蓄える原因になります。
そのため、過剰摂取には注意が必要です。

厚生労働省によると、1日のタンパク質摂取量は運動量によって異なります。
例えば、運動しない人は体重1kgあたり1gが必要です。
タンパク質の摂取量を身体活動レベルに合わせましょう。

まとめ


健康な髪を育てるための栄養素が不足していると、薄毛や抜け毛につながります。
規則正しい生活をする、栄養バランスが整った食事をすることが大切です。

また、手軽に栄養素を摂取するために、プロテインを取り入れる方法もあります。
プロテインも取り入れて、薄毛や抜け毛の予防をしましょう。

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