M字はげになったら発毛は難しいって本当?方法を徹底検証

はげの種類も多々ありますが、中でも厄介だと囁かれているのがこめかみの部分が後退する、いわゆる「M字はげ」と呼ばれているタイプです。
M字はげとなってしまった部分は一度はげてしまうと発毛が難しいと囁かれていますが、果たしてその噂は本当なのかをみてみるとしましょう。

M字はげの発毛は可能なのか

結論として「不可能ではないけど難しい」

結論からお伝えしますが、M字はげの発毛は難しいです。
薄毛でも、頭頂部は比較的発毛しやすいとされているのですが、M字はげは難しいとされています。
その理由として、M字部分と頭頂部の欠陥の数の違いとAGAの原因物質の分布図とされています。

薄毛や抜け毛は血流が大きく関係していますが、血流を左右するのが血管です。
人間は、心臓から流れる血液は血管を通して前進をめぐります。
その際、血液が栄養も運んでくれるので体を作ることになるのですが、頭頂部は比較的血管が多いため、発毛を促進しやすいです。

一方、M字部分は血管が少ないことから、頭頂部程の効果が期待できません。
例えば頭皮のマッサージを行ったとしても、そもそも血管の数が少ないので頭頂部ほどの効果が期待できません。
さらに、M字の周辺はAGAの原因物質となる5αリダクターゼが頭頂部よりも多く分布しています。
位置的に眼精疲労の受けやすいなど、様々な障壁があります。

頭頂部は可能でM字はげが難しい理由

薄毛や抜け毛は原因も様々ですが、AGAの場合、抜ける力と生える力が天秤にかけられ、より大きな力の方に傾きます。
つまり、毛が抜けている状況でも、生える力そのものが残っている人もいます。
そのため、フィナステリドで「抜ける力」を阻害することで、生える力が発揮されるのですが、その際に生える要因となるのが血管です。

M字だけではなく、元々生え際は血管が少ないです。
そのため、抜ける力が抑制され、生える力を発揮できる頭皮環境になったとしても、発毛を働きかけることが難しいです。

ミノキシジルを使用して血管を拡張しても、そもそも血管そのものが少ないので、頭頂部のように大きな効果を期待することが難しい部分です。
このような事情から、一度M字はげになってしまうと発毛が難しいとされています。
そのため、M字はげに気を付けたいのであれば、M字はげにならないよう気を付けなければなりません。

もしもM字はげになってしまったら?改善方法は?

植毛

M字はげ部分に植毛することで、M字はげを解消できます。
発毛が難しい部分ではありますが、植毛は血管の数とは無関係です。
そのため、植毛であればM字はげの部分をカバーできます。
しかし、植毛は自分自身で行えるものではありません。

クリニックでの施術となるのでAGA治療と比較すると高額になる点や植毛そのものも様々な種類が登場しているので「どの植毛にするのか」、「どこで植毛するのか」を選ぶ必要があります。

メソセラピー

栄養をピンポイントで注入するメソセラピーであれば、M字はげにもアプローチが可能です。
メソセラピーは発毛促進のための栄養を凝縮し、発毛を期待したい場所に直接投与します。
そのため、血管の数は関係ありません。

そもそも、血管の数は「多ければ多い程、該当部分に栄養を運ぶための道が多い」ことを意味するものです。
つまりM字に直接投与するメソセラピーであれば血管の数は関係ありません。
ただし、メソセラピーもAGA治療と比較すると高額です。

また、取り扱いクリニックが増えつつあるとはいえ、まだまだ少ないのでメソセラピーを提供しているクリニックを探す必要があります。

かつら・ウィッグ

M字はげだけを隠したいのであればウィッグを、M字を含めて全体的に薄毛が進行しており、隠したいのであればかつらも選択肢となります。
かつらやウィッグや、これまでに紹介した植毛やメソセラピーとは異なり、「毛の代用品を被る」ものです。

そのため、強風時には外れてしまうリスクがありますし、毎日同じ角度で被らないと、目ざとい人から「いつもと生え際が違う」など、かつらであることを見破られる可能性があります。
しかし、かつらやウィッグは即効性が高いです。
植毛にせよメソセラピーにせよ、ある程度時間がかかりますが、かつら・ウィッグであれば被せたその瞬間にM字はげを隠すことができます。

また、植毛やメソセラピーと比較して安価です。
そのため、安く・すぐにM字はげを何とかしたいと思っている人にとっては有効な手段です。

まとめ

M字はげの発毛は難しいため、M字はげを確認してから慌てるのではなく、M字はげになる前の段階からM字はげにならないようケアすることが大切です。
AGAの兆候が見えている人、あるいは毛深い・髭が濃いなど体質的にAGAのリスクが高い人はM字はげになるリスクがあることを自覚し、予防に取り組むことが大切です。
それでもM字はげになってしまった場合、今回紹介した方法で改善やカモフラージュを検討してみてはいかがでしょうか。

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