男性が薄毛になってしまう原因のほとんどはAGAと呼ばれる男性型の脱毛症に呼ばれるもので、薬で治療をおこなわない限り良くなることはありません。
ですが、AGA以外にも男性が薄毛になってしまう原因はいくつかあり、その中の一つが『シャンプーの仕方』です。
髪や頭皮の汚れを落とし清潔に保つためにおこなっているはずのシャンプーが、逆に薄毛を引き起こす原因になりかねないということですね。
そこでこの記事では、誤ったシャンプーの方法で本来薄毛にならないはずの人が薄毛になってしまわないために覚えておきたい、『正しいシャンプーの仕方』について解説していきたいと思います。
目次
薄毛対策に効果的な正しいシャンプーの仕方
予洗いで汚れをしっかり落とす
シャンプーをおこなう際に最も重要だと言えるのが、この『予洗い』です。
予洗いというのは、シャンプーをつけずに水で汚れを洗い落とす作業のことで、予洗いだけで7割以上の汚れを落とせると言われています。
つまり、シャンプーをつけずに水で予洗いをおこなうだけでほとんどの汚れを落とせるということです。
ほとんどの汚れを落とせるこの予洗いの作業は、正しいシャンプーをおこなう上でとても重要な工程になってくるわけですが、これをおろそかにしてしまう方が多いのも事実。
予洗いは最低でも1分以上の時間をかけて丁寧におこなう必要があるので、多少面倒かもしれませんがしっかりと時間をかけておこなっていきましょう。
シャンプーを1プッシュ取って手のひらで泡立てる
予洗いが終わったら濡らした手にシャンプーを1プッシュ分取ります。
よく2〜3プッシュ分取る人がいますが、余程髪が長くない限り1プッシュで十分です。
1プッシュ以上取ると確実に洗い残しが出てくるので、頭皮によくありません。
シャンプーを1プッシュ取ったら、手のひらでこすってしっかりと泡立てましょう。
なかなか泡立ちませんが、しばらくこすっていると徐々に泡立ってきますよ。
髪の毛でシャンプーを泡立てる
手のひらである程度シャンプーを泡立てたら、いよいよ髪につけていきます。
しかし、シャンプーを髪につけたからといっていきなり洗っていくわけではありません。
髪の毛につけたシャンプーを、髪でクシュクシュと揉み込むようにして泡立てていきます。
なぜここまでしつこいぐらい泡立てていくかというと、泡が髪の毛をつつみこんで摩擦から守ってくれるからです。
髪にダメージを与えてしまわないよう、しっかりと泡立てていきましょう。
頭皮を揉み込むようにして洗っていく
シャンプーが泡立ったら頭皮を揉み込むようにして洗っていきます。
髪の毛にとって摩擦は天敵なので、決してゴシゴシと擦るように洗ってはいけません。
頭皮を揉み込んで、頭皮の汚れや皮脂を押し出すようなイメージで洗っていきましょう。
時間をかけてしっかりと洗い流す
シャンプーが終わった後のすすぎの作業、適当に終わらせていませんか?
すすぎのもシャンプーおこなう上で重要な作業の一つで、すすぎを適当にしてしまうことでシャンプーが頭皮に残ったままになり、それが原因で薄毛になってしまうこともあります。
つまり、シャンプーはしっかりと洗い流さないとダメだということです。
すすぎにかける時間は髪の長さによって変わってきますが、最低でも2〜3分ほどの時間をかけてしっかりとおこないたいところです。
このときもゴシゴシと洗い流すのではなく、できるだけ髪にダメージを与えないように優しく洗い流すことを意識しておこなってください。
男性の髪の毛にトリートメントは必要?
シャンプーの後の髪の毛をケアしてくれるトリートメントですが、男性の場合めんどくさがってやらないという方も多いのではないでしょうか。
しかし、男性であってもトリートメントはしっかりとおこなうべきです。
トリートメントはシャンプーのときの摩擦で傷ついてしまった髪の毛を補修してくれる役割を担っています。
トリートメントをおこなう場合は、髪の毛先につけるようなイメージでおこなっていきます。
頭皮につけてしまうと毛穴が詰まってしまうことがあるので、できるだけ頭皮にはつかないようにしてください。
そして、トリートメントをおこなうときも、すすぎ残しがないようにしっかりと洗い流しましょう。
まとめ
本来薄毛にならない人が薄毛になってしまう原因の一つであるシャンプー。
シャンプーにも正しいやり方があります。
間違った方法でおこなうシャンプーは薄毛の原因になりかねませんが、正しい方法でシャンプーをおこなえば、頭皮の環境を清潔に保つことができるので薄毛対策にもなります。
薄毛が進行する原因はさまざまですが、シャンプーのやり方を変えただけで頭皮の環境が改善され、髪の毛がいきいきしてくることは珍しいことではありません。
『最近なんだか髪の毛が元気ない気がする…』という方は、今回紹介してきた『正しいシャンプーの仕方』を参考に、まずは普段のシャンプーのやり方から見直してみてはいかがでしょうか。