男が髪の毛で悩み始めたら短髪にしておいた方が無難?

お洒落なメンズにはいくつかの「敵」がありますが、薄毛もその一つなのではないでしょうか。
自分の意思に反して抜けていく毛。薄くなっていく毛髪、目立つ頭皮…。
お洒落を楽しみたいと思っても、抜け毛や薄毛という現実の前に、結局は選択肢が狭まり、短髪に…と考える男性も多いのですが、そもそも本当に短髪にすることが抜け毛対策になるのでしょうか。

短髪と抜け毛に相関性はない

短髪にするメリット

短髪にするメリットとして挙げられるのは、頭皮の薄さに気付かれにくくなる点と毛が抜けにくくなる点ですが、これらはあくまでも「絶対に気付かれない」「絶対抜けない」ではなく、体感的なものです。
長髪の場合、髪をかき分けたり、あるいは洗髪の際、髪が長い分、根本への引っ張る力が増えてしまいます。
長髪の場合、決して髪の毛を抜くつもりがある訳ではなく、ただ髪の毛を弄っただけなのに毛が抜けてしまうこともあるでしょう。
その点短髪の場合、髪の毛が短いので、抜けるエネルギーも少なくなりますし、そもそも髪をかき分けることもないので、髪に余計な負担をかけません。

抜け毛の原因は物理的なものだけではない

しかし、短髪にすれば抜け毛が減るかといえば、決してそのようなことはありません。
特にAGAの場合、抜け毛は男性ホルモンに関わる部分なので、物理的なエネルギーとは別問題です。
男性ホルモンが還元酵素と結びつき、ヘアサイクルを乱します。結果、抜け毛が促進されてしまいます。この点に関しては長髪であれ短髪であれ関係ありません。
抜け毛が増えると、「毛が抜けている」という物理的な面から考えてしまいがちです。
そのため、ましてや初めて抜け毛で悩まされると、どうすれば良いのか分からない人も多いのではないでしょうか。
そのため、都市伝説的に囁かれている「短髪にする」「頭皮を綺麗にする」といったアプローチを考えがちなのですが、実際には体の「中」で抜け毛の原因が発生している可能性が高い点も覚えておいた方が良いでしょう。

ライフスタイルも影響する

AGAだけではなく、ライフスタイルが影響して抜け毛を増やしている可能性もあります。
寝不足やストレスは抜け毛を増やします。
実際、睡眠不足、あるいは徹夜明けの時には抜け毛が多いと実感する人も多いのではないでしょうか。また、ストレスでイライラさせられると、髪の毛が抜けると実感する人も多いことでしょう。
この点は決して相関性がない訳ではありません。
他にも栄養不足が挙げられます。
髪の毛はタンパク質が「原材料」です。
食生活の中でたんぱく質が不足していたり、るいは亜鉛など、同じく髪の毛を作るための成分が不足していれば、抜け毛は増えていきます。

抜け毛が増えてきたらどうするのか

ライフスタイルを見直す

抜け毛が増えてきたら、短髪にするよりもまずは自分自身のライフスタイルを一度考え直してみるとよいでしょう。
睡眠時間を確保できているのか、ストレスを発散できているのかなどは、とても大切な部分です。
短髪にするのも決して「無意味」ではありませんが、それよりもまずは自分自身のライフスタイルを見直してみるとよいでしょう。
生活習慣の改善により、抜け毛が減ったという人は珍しくありません。
AGAではなく、ストレスやライフスタイルの乱れが原因の抜け毛であればそれだけで改善が期待できます。

食生活を見直してみる

抜け毛が増えてきたら、食生活の見直しも視野に入れてみるとよいでしょう。
暴飲暴食を避けるのはもちろんですが、大切なのは栄養です。
タンパク質や亜鉛など、髪の毛を作るための成分を意識的に摂取することで抜け毛が減り、ハリのある髪の毛が生えてくるケースもあります。
こちらもAGAではなく、栄養不足が原因の抜け毛であれば、効果の改善が期待できます。

クリニックに足を運んでみる

そもそも原因が分からない場合、一度AGA治療を行っているクリニックに足を運んでみるとよいでしょう。
AGAクリニックは、コンプレックスに付け込んだビジネスではなく「医療」です。
医学的見地からなぜ髪の毛が抜けるのかを説明してくれると共に、改善のための方法も医学的見地から解説してくれることでしょう。
実際に抜け毛の原因が分かれば、原因に合った対策をすることで抜け毛を防ぐことができるようになりますし、医学的見地に基く「正しい知識」を得ることで、不安も一掃されることでしょう。
どうすれば良いのか迷っているくらいであれば、クリニックに足を運んで医師と向き合ってみるとよいでしょう。

まとめ

抜け毛はメンズにとって切実な問題です。
それだけに、多くのメンズがいろいろと考えていることでしょう。
短髪も選択肢の一つかと思いますが、短髪にするだけでは抜け毛を根本的に解決できるわけではありません。
もちろん決して意味がない訳ではありませんが、短髪にするよりも、いくつかの解決策を実践して「根本的な解決」を目指してみると良いでしょう。

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