「湿度が高い日はくせ毛が気になる」、「いくら時間をかけても髪のキープ力が落ちてしまう」と悩む方も多いのではないでしょうか。
くせ毛を直したいやスタイリングしやすい髪を維持したい方には、チューニングというメニューがおすすめです。
しかし、チューニングにはどのような効果があり、どのくらいキープできるのでしょうか。
そこで今回は、くせ毛のメンズにおすすめのチューニングについて、特徴や縮毛矯正との違いを詳しく解説します。
目次
ヘアチューニングの効果
ヘアチューニングには以下のような効果が期待できます。
- 髪の広がりを抑える
- 自然なストレートヘアが手に入る
- 髪のツヤが増す
- なめらかな手触りになる
- 髪へのダメージが少ない
ただし、ヘアチューニングに使用される薬剤は、髪への負担が少ない反面、くせ毛やうねりを抑えてストレートにする力も弱いです。
そのため、硬い髪、太い髪のくせ毛は改善効果が期待できない場合もあります。
髪のチューニングと縮毛やパーマとの違い
ヘアチューニングは、ヘアカラー剤を塗布して髪の色を表現するヘアカラーや、縮毛矯正のようにくせ毛を伸ばす施術とは異なるため、明確な定義はありません。
施術メニューに「ヘアチューニング」というワードが入っていても、分類上はヘアチューニング剤というものは存在しません。
ヘアチューニングは、髪の水分やタンパク質のバランスを調整し、髪を基本的な形に戻すことでくせや広がりを抑え、まとまりやすくする方法です。
施術の流れは縮毛矯正と同様で、「第1剤(還元剤)塗布→流す→乾かす(アイロン)→第2剤(酸化剤)塗布→流す」という流れです。
なお、ドライヤー後にアイロンをかけるかどうかはサロンによります。
縮毛矯正とは
縮毛矯正は、薬剤の力でくせやうねりを矯正し、髪をまっすぐに固める技術です。
1回目の薬剤で髪の結合をカットし、柔らかい状態にします。
乾かした後、ストレートアイロンで熱の力を利用してストレートに仕上げる施術です。
2回目の薬剤で固め、ストレートの状態をキープします。
チューニングは、髪が本来持っている水分やタンパク質を調整し、基本的な状態に戻す方法です。
くせ毛の特徴は、髪1本1本の形が丸ではなく楕円形をしていることであるため、クセがつき、広がってしまいます。
チューニングと縮毛矯正の大きな違い
チューニングと縮毛矯正の違いは、くせ毛そのものが伸びるのか伸びないのかです。
縮毛矯正はくせ毛を伸ばす技術なため、髪がしっかりと伸びてストレートになります。
しかし、チューニングは癖を伸ばす技術ではありません。
チューニングは薬の力で髪を内側から膨らませ、丸に近づけることが可能です。
くせ毛を取る縮毛矯正とは異なり、くせ毛がまとまりやすくなるイメージです。
髪の1本1本が整い、広がりが抑えられ、手触りもなめらかになります。
2つ目の違いは、施術後の効果の持続期間です。
縮毛矯正は半永久的な効果があるため、基本的には1度かけた場所にかける必要はありません。
チューニングは個人差がありますが、通常2~3ヶ月で、徐々に効果が薄れていきます。
ヘアチューニングとストレートパーマの違い
ヘアチューニングはダメージが少なく、ストレートパーマは2種類の薬剤を使用するためダメージが大きいです。
髪にどのくらいの負担があるのかが異なります。
また、施術する間隔は、ヘアチューニング約1~2ヶ月、ストレートパーマ約3ヶ月です。
施術する間隔に大きな違いはありませんが、髪の傷みが気になる方はチューニングを検討しましょう。
チューニングのメリットとデメリット
チューニングを選択したくても、どのようなメリットとデメリットを比較してから決めたい方も多いのではないでしょうか。
ここでは、チューニングの主なメリットとデメリットを紹介します。
ヘアチューニングのメリット
ヘアチューニングの最大のメリットは、髪を傷める心配がないことです。
そのため、髪のツヤを保つことは全く難しくなく、自然な直毛の人のような質感を作ることができます。
特に年齢を重ねると、髪が傷むリスクを考えて縮毛矯正をためらう方も多いでしょう。
しかし、ヘアチューニングは髪の傷みが不安な方でも試すことができます。
もうひとつのメリットは、施術料金を抑えられる点です。
一般的に5,000円以下で受けられるため、少しでも出費を抑えたい方に適しているでしょう。
ヘアチューニングのデメリット
チューニングのデメリットは、施術間隔が短いことです。
一般的に、効果は約1~2ヶ月で切れます。
そのため、定期的なメンテナンスが必要です。
ヘアチューニングが適しているのかプロに相談しよう
ヘアチューニングは、施術メニューを提供している美容室で受けることができます。
導入している美容室は、ホームページで検索するか、近くの美容室に問い合わせてみましょう。
ヘアチューニングは、3ヶ月に1回程度行うことが推奨されています。
カラーリングと同時に行うことも可能なため、くせ毛が気になる人は、年間を通してカットやカラーリングと並行して行う方法が有効です。
スタイリングが決まれば、雨の日でも朝から気分が上がります。
ストレートパーマや縮毛矯正、チューニングのどれがよいのか、髪質や悩みに合わせて提案してもらいましょう。