ヘアグリースの使い方・種類を徹底解説!ポマードとはどう違う?

最近は欧米のクラシックなバーバースタイルやクロップなどのヘアスタイルが日本のシーンで大流行しています。
とくに30代から40代の層から絶大な信頼を得ているよう。
それに伴いオーソドックスな整髪料として人気だったワックスから、古くから用いられているポマードタイプの整髪料の人気が再燃中。
でも、ポマードのハズがいざ手にとってみると「ヘアグリース」という見慣れない文字が…。
このヘアグリースとはどういう整髪料なのでしょうか?比較されるポマードとの違いは?
早速ですが、解説していきたいと思います!

ヘアグリースとは

ヘアグリースとは、1940年代のポンバドールムーブメントの最中に発祥した説が濃厚です。
当時はガチガチにポマードで固められた不良を「グリーサーズ」と呼び、その名残から名前の由来になったのではないか?といわれています。
ガチガチに撫でつけられたヘアスタイルがまるで潤滑油(グリス)を塗りたくったように見えた…という説も。
ヘアグリースの本体は潤滑剤や潤滑油 に増ちょう剤を混ぜ合わせた人工的な整髪料を指します。

ヘアグリースとポマードの違い

ポマードの主成分はヒマシ油と木蝋です。
油性でセット力が強いのが特徴ですが、シャンプーなどで落ちにくいというデメリットも。

グリースはポマードの艶感や使用感を人工的に作ったものですが、大きなポイントとして水溶性のため洗髪しやすいといった違いがあります。
水に落ちやすい分セット力がポマードよりもやや劣り、質感も少し変わります。
しかし、現在のポマードは水溶性のものがおおく販売されているためグリースとの違いがあまり感じられないものも沢山あるのです。

ポマードを選ぶときは「油性か?水溶性か?」といった点に注意して選んでみるとよりグリースとの違いが分かりやすいといえるでしょう。

ヘアグリースの特徴とは

ヘアグリースは 適度なセット力を保ちながらつや出しにも使える万能型の整髪料として異端を放ちます。
ヘアグリースといえばリーゼントなどベタベタにつける印象が強くありますが、現在はネオスタイルが主流。
改良に改良を重ねて少量でも艶出しができるなどニュースタイルが確立されていっています。
また、大きな特徴として使いやすさが挙げられます。

ワックスなどは固形タイプが多く、手のひらになかなか馴染みづらいという点がありますが、半固形で水分がメインのグリースは伸びもよく素人でもプロの仕上がりにしやすいというポイントが大きな魅力です。
ウエット感と適度なキープ力が欲しい方にはおすすめの整髪料ではないでしょうか?

ヘアグリースの使い方

ヘアグリースの使い方はとても簡単です。
まずセット前には他の整髪料を使う時と同様に髪を濡らし、一旦クセをリセットしてからセットしていく方法が一般的です。

  1. 髪を濡らしましょう
  2. タオルドライで全体的にさっと乾かします
  3. ドライヤーで7割前後乾かしていきます
  4. 乾かす時に仕上がりを意識して髪の流れを作ります
  5. 適量のヘアグリースを手に取り広げていきます
  6. ヘアスタイルに応じてグリースを足し引きし完成

ポイントはあらかじめ髪の流れをドライヤーで乾かく時にスタイリングの方向性を決め打っていくことです。
手ぐしやヘアブラシなどをつかい流れを整えておきましょう。

ヘアグリースは水溶性なのでスタイリングの手直しがしやすいのも有り難いところ。
しかし、大量につけるとベタベタしてしまうのでなるべく少量で済ませるようにするのがセットのコツです。

ヘアグリースはワックスとミックスで使うことも可能

ヘアグリースは使いやすさがウリですが、ワックスを常用してる人にとってはセット力にやや欠けると感じる方も多いです。
そういった悩みがある場合はグリースとワックスのミックスで併用することも可能です。
まずは、ヘアグリース1に対してワックスも1という割合からスタートしましょう。

ウエット感やツヤ感が欲しいときはヘアグリースをお好みで追加してみて下さい。ホールドにヘアスプレーを吹きかけるのもOK!
水溶性なので油性とWづかいできるため、アレンジも幅広くできるのもグリースの利点ですよね。

ヘアグリースと相性のいい髪型


ヘアグリース×ネオ七三分け

ヘアグリースのポマードのリバイバルのような存在。
ネオ七三分けなど欧米発祥のスタイルとは相性が抜群です。
ブロードライをしながら丁寧に七三分けを作っていきましょう。

スタイリングする時はコームなどでバッチリ決めるのがおすすめ。
ヘアグリースのウェット感とツヤ感がキラリと光るクラシックスタイルで他の人と差をつけましょう。

ヘアグリース×バーバースタイル

フェードカットでインパクトを出し、トップで遊びを作るバーバースタイルもヘアグリースを用いることで有名な髪型です。

全体的に立ち上げるように前髪からブロー。
ヘアグリースを塗り込み、セットすることで垢抜け感が増します。

フェード長めに残している場合はウエット感のばらつきを抑えるために襟足までしっかりスタイリングするように心がけましょう。

ヘアグリース×ウエーブセンターパート

ヘアグリースはクラシックスタイルだけではなく軽い質感のパーマスタイルなどにも幅広く対応しています。
例えば代表されるのがピンポイントで前髪に動きを出すウエーブセンターパート。

少し抑えめなスタイリングになりますが、かっちりとしすぎずに余裕のある大人な雰囲気を演出したい方は要チェックです。

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