カラーリングした後のトリートメント方法

カラーリングは気軽に行える一方で、いわば髪の毛に負担をかけて色を変えることになるのでその後のケアがとても大切になります。
何もしないと、せっかくのカラーリングも艶が無くなり、パサついた清潔感のない髪となってしまいます。
カラーリングは色を入れて終わりではなく、ケアまで含めて考えなければなりません。
その際大切なのはトリートメントですが、カラーリング後のトリートメントにもいくつかポイントがあります。
その点もよく覚えておきましょう。

髪の毛から何が失われているのか

ブリーチ剤はヘアカラーにも入っている

カラーリングの際、「ブリーチは髪を痛める」「カラーリング程度なら大丈夫」だと思っている人も多いかと思いますが、カラーリングにも多少ではありますがブリーチ剤は含まれています。
カラーリング剤でもブリーチ剤でもブリーチ剤は量の違いはありますが含まれています。
そのブリーチ剤が髪の毛の中のメラニンを破壊し、色素を入れることで髪の毛の色が変わります。

アジア人は欧米人と比べてメラニンが多いことから黒い毛が多いとされていますが、メラニンが破壊されることで色が付きやすくなりますが、メラニンという組織が破壊されてしまうので髪の毛から潤いがなくなり、パサ付きやすくなってしまいます。
そして、メラニンは修復することができません。
なぜなら、髪の毛は生えているものではあっても生きた細胞ではありません。
髪の毛には神経もなければ血液も流れていませんので、体の他の部分の様に自己修復能力はありません。
怪我や病気は放置しておけばある程度は自然回復しますが、髪の毛は何もしなければそのままです。
つまり、カラーリングした状態から「良くなる」ことはあり得ません。

外部からの栄養補給に頼るしかない

髪の毛には自己修復能力がないため、髪の毛を良い状態で保ちたい場合、外部からの栄養補給に頼るしかありません。
トリートメントがその代表です。

トリートメントには髪の毛のダメージを補修する役割もあれば、潤いを保つ成分など、様々な成分が含まれています。
トリートメントによって含まれている成分が異なりますので、カラーリングした後はトリートメントが「必須」と言っても過言ではありません。
しかし、これだけ多くのトリートメントが登場していますので、どのようなトリートメントを使うべきなのかよく分からない人も多いのではないでしょうか。

ヘアカラーの後のトリートメントには何がベスト?

洗い流すタイプのトリートメント

洗い流すタイプのトリートメントが一般的です。
髪の毛に有効成分を浸透させたのち、洗い流すタイプのこちらのトリートメントは広く出回っています。
様々なタイプがありますが、使用しているシャンプーと同じメーカーのトリートメントの使用が好ましいです。
同じメーカーの場合、開発環境も同じなので「シャンプーとトリートメントでセット」となっています。
両方を使うことで髪の毛のケアがセットになると考えると分かりやすいでしょう。
別々のメーカーで利用するよりは、シャンプーとトリートメントのメーカーを合わせた方が効果は高まります。

洗い流さないトリートメントは?

近年は洗い流さないタイプのトリートメントが登場していますが、こちらは「補修」というよりもむしろ「保護」と考えると分かりやすいでしょう。
髪の毛に潤いをもたらしてくれますので、パサついている髪の毛で悩んでいる方にオススメですが、それぞれ役割が異なる点を踏まえると、カラーリングの後は両方でケアすると良いでしょう。

髪の毛の状態を考えたトリートメント

髪の毛の質は人それぞれ異なります。
そのため、カラーリングの後にどうなるのかもまた、人それぞれ異なることでしょう。
例えばカラーリングの後に切れ毛や枝毛が増えた場合、キューティクルが損傷しています。
残念ながらキューティクルは補修することができませんので、「保護」という観点からトリートメントを選んでみると良いでしょう。

オススメはCMCが配合されているトリートメントです。
また、髪がパサついている場合には髪の毛の水分が不足している、つまりは「潤いが足りていない」状態になりますので保湿成分の多いトリートメントがオススメです。
アルガンオイル、ホホバオイルなど保水力の高い成分が含まれているトリートメントを使ってみると良いでしょう。
トリートメントが多々あるということは、それだけ「状態に合わせたトリートメント」を選ぶことができますので、カラーリングの後、自分の髪の毛がどうなってしまったのかを踏まえてトリートメントを選んでみると良いでしょう。

まとめ

カラーリングで髪の毛の色を変えたら、その後はしっかりとトリートメントです。
トリートメントまで気を使うことで、カラーリングしたお洒落な髪の毛を長く保つことができます。
せっかくカラーリングしてもすぐに色が落ちたり、あるいは髪の毛の状態が悪くなると嘆いている方は、トリートメントに気を使ってみてはいかがでしょう?

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