80年代のリバイバルによって世界的にも注目を集めている『マレットヘア』。
日本にはヤンキーやプロレスラーの髪型という印象が強いため「ダサい」「変な髪型」と悪評のようですが、ここにきてなぜマレットヘアがジワジワと人気になっているのでしょうか。

「世界一ダサい髪型」とも呼ばれているマレットヘアについて、流行の見た目や最新バージョンの楽しみ方、ヤンキーっぽさをなくすための方法について解説していきます。

マレットヘアとは？

マレットヘアは襟足部分を長めに残した髪型のことで、サイドやヘッドトップと襟足の長さに違いを出してワイルドで個性的な印象が特徴です。
この髪型のシルエットが魚のボラ（英語名：Mullet）に似ていることから、マレットヘアという名前で親しまれています。

80年代を代表する印象的なメンズ向けの髪型でしたが、近年のリバイバルでは男女問わず人気の髪型として注目されています。
海外セレブやインフルエンサーを中心にマレットヘアをアレンジした個性的なヘアスタイルが増えたことで今話題の髪型のひとつともいえるでしょう。

マレットヘアはダサい？

そもそもマレットヘアが世界的に認知されるきっかけとなったのは、イギリスのロック歌手デビッド・ボウイの髪型として注目された背景があります。
1970年代に爆発的な人気を誇った彼の髪型は世界中でも瞬く間に流行し、当時は「ダサい」というイメージからもかけ離れた髪型でした。

その後1990年初頭に入りアメリカから登場し人気を博したビースティー・ボーイズがマレットヘアをネタにした楽曲を発表し、雑誌などでも「世界一ダサい髪型」という特集が組まれるなど、マレットヘアに対するイメージが180度変わってしまったのです。

人によっては好みが分かれるものの、ソフトに取り入れたマレットヘアは他の人からも気にならない程度に押さえることができます。
海外にはマレットヘアの根強いファンも多く、”流行に流されない意思の強さ”の象徴ともいえる髪型かもしれませんね！

マレットヘアでヤンキーっぽくなる理由

個性を活かしたマレットヘアは日本のヤンキーやプロレスラーからも人気となり、「ワイルドさ」や「不良っぽさ」のイメージが付いていますよね。
また、奇抜なヘアカラーや癖の強いモヒカン、パンチパーマなどの組み合わせが「いかにも」といった印象をもたせてしまう理由かもしれません。

リバイバル版のマレットヘアは流行のカラーやカットと組み合わせて「ヤンキーっぽさ」をあえて楽しむようなアレンジで楽しまれています。そのため若い世代を中心に「マレットヘア＝ヤンキー」というよりかは”リバイバルのトレンドファッション”の一部として認識されているようです。

脱ヤンキーマレットヘア！垢抜けさせる方法

ヤンキーっぽさを押さえつつもトレンドの髪型としてマレットヘアを楽しみたいのであれば、アレンジ方法を工夫すれば比較的取り入れやすい髪型になります。
カット方法やカラーリング、パーマの強弱や襟足の長さなどは美容師さんと相談して決めてみましょう。

マレットヘア×マッシュウルフ

マレットヘア、ウルフカット、マッシュヘアなどリバイバルの流行を上手に組み合わせることで垢ぬけ感が増し、中世的な顔立ちの男性にも似合いやすいヘアスタイルになります。

スパイラルパーマなどの最近の流行パーマと組み合わせて”今ドキ”のスタイリングを忘れずに、黒髪やアッシュなど好みに合わせてアレンジしてみるのがおすすめです。

マレットヘア×束感マッシュ

ショートスタイルのマッシュトップに束間を出せばマレットヘアとの相性も良くなり一気に垢ぬけ感が出ます。
肌の明るい男性はハイトーンカラーにすることで透明感のある爽やかでボーイッシュな印象を楽しむことができますよ！

マッシュヘア×ストリートウルフ

襟足の長さを長めに残しつつヤンキーっぽさを無くすのに便利なのがストリートウルフカット。
カラフルなハイトーンカラーと組み合わせればツートンカラーやメッシュなどでダサくならない個性派を演出できます。

マッシュヘア×黒染めアシメクロップヘア

基本のカラーを黒一色に、前髪部分を短めのアシメでクロップヘアカットすれば一気にモード感が強い髪型になります。
トップは少し長さを残したベリーショート、襟足は肩までの長さなので頭の形をカバーしつつ首元をスッキリと見せれるため◎

あえて重めの印象の黒染めとも相性がいいので、モノトーンコーデが好きな人やカラーに飽きた個性派さんにもおすすめです。

マレットヘア×アッシュ系2ブロック

ヤンキーのマレットヘアが赤みの強いブリーチカラーが特徴的なのに対して、流行のマレットヘアではアッシュ系のハイトーンカラーで2ブロックスタイルを楽しむメンズも多いです。

2ブロックでカラーを変えてみたり、ラインアートを入れてもらって個性を付ければ人とも被りにくくなりますよ！

まとめ

マレットヘアは「ダサい」「変な髪型」と表現されがちですが、ファッションとしてあえて個性的なスタイルを楽しむのもオススメです。
ヤンキーやプロレスラー風にならないように組み合わせるカットやヘアカラーに気をつけ、服装などでより垢ぬけ感を出して個性派オシャレを楽しんでみましょう。

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