薄毛対策に効果が期待できる食べ物や栄養素とは?海藻は本当に効果的?

髪の毛の状態や頭皮環境は、毎日の食生活と深い関連性があります。日頃摂取している栄養素や食べ物によって 、髪の毛の状態も変化するものです。
現在、薄毛対策を指定したいと考えている人や、薄毛が進行しないようにしたい人は、食事を見直すことが大切だといえます。
そこで、薄毛対策に効果が期待できる食べ物や栄養素について見ていきましょう。

薄毛対策は食生活の改善から始める

髪の毛や頭皮の状態は、日頃の食事から摂取する栄養素によって影響されます。
食事の栄養バランスが乱れ、栄養バランスを意識していない食生活をしていると、頭皮に栄養が届かず皮膚の状態が悪化して薄毛が進行してしまうでしょう。
髪の毛が生えたとしても、栄養不足が原因で細い髪の毛しか育たないケースも多いです。
頭皮のターンオーバーも乱れてしまい、頭皮の環境の悪化によって新しい髪の毛も生えにくくなり、薄毛が進行します。
薄毛対策のためには何を食べるかという点も重要ですが、栄養バランスの整っているかという点も意識しなければなりません。

薄毛対策に重要な栄養素

髪の毛の主成分でもあるケラチンの生成に役立つのがアミノ酸です。
そのため、アミノ酸を含んでいるタンパク質を摂取しましょう。
また、タンパク質は甲状腺の働きをサポートし髪の毛の成長も促進させる、血液がドロドロになることを予防する、コレステロールの蓄積を予防するなどの効果が期待できるエイコサペンタエン酸も重要な栄養素です。
ビタミン類としては、血行促進作用や髪の毛が抜けることを予防するビタミンA、ビタミンEのほか、頭皮の代謝低下を抑制するビタミンB、生えてきた髪の毛のハリやツヤに影響するコラーゲンなども重要だといえます。
これらの栄養素を含む食品のなかで、特に薄毛対策に効果が期待できる食材について見ていきましょう。

薄毛対策に効果的な食べ物

大豆食品


健康な髪の毛を生成するためには、質の良いタンパク質が必要不可欠です。
大豆食品のなかでも、豆腐や納豆は良質なタンパク質を多く含んだ食材だといえます。
また、大豆に含まれている成分であるイソフラボンは、髪の毛が抜ける原因になるジヒドロテストステロンの分泌を抑制する効果も期待できる成分です。
納豆についてはナットウキナーゼという呼ばれる成分が含まれており、血液が滞るのを予防する効果が期待できます。

レバーと牡蠣

体の中で生成される髪の毛の主成分であるケラチンを作るためには、亜鉛が必要です。亜鉛を含む食品はたくさん存在しますが、特に生牡蠣についてはほかの食材とは比較にならないほど多くの亜鉛が含まれています。
さらに、レバーには頭皮環境の悪化を防ぐビタミンやタンパク質が豊富に含まれているほか、ビタミンB群も含まれていることが特徴です。
レバーと牡蠣に共通して血行促進に重要となる鉄分も含まれているため、摂取した栄養を頭皮まで循環させるために重要な食材だといえるでしょう。

フルーツ

レモンなどの柑橘類には多くのビタミンCが含まれているため、皮膚のターンオーバーを促進し、健康な髪の毛が生えやすいよう頭皮環境を整える効果が期待できます。
さらに、コラーゲンの生成も促すことで、血管や頭皮を健康な状態に維持するためにも効果的です。

牛肉


牛肉はタンパク質が非常に多く含まれています。
部位によっては脂質が多い場合もありますが、赤身であるモモ・ヒレなどであれば、脂質も少なく薄毛対策に効果が期待できるでしょう。
タンパク質以外にも、髪の毛の合成に必要な亜鉛とエネルギー生産と新陳代謝を促進するL-カルニチンも含まれる食材です。
赤身のお肉を摂取することでL-カルニチンが脂質の分解を促し、エネルギーに変換して血行を促進します。

緑黄色野菜

野菜は、髪の毛や頭皮の健康維持に欠かせないビタミン類が含まれているほか、小松菜やほうれん草といった緑黄色野菜には血行を促進する鉄分も含まれており、薄毛対策に効果的な食材だといえます。

小魚やナッツ

ナッツ類は毛細血管を広げる作用があるため、血行促進し栄養素を頭皮の毛細血管まで届きやすくする効果が期待できます。
さらに、小魚には頭皮の新陳代謝を促進するビタミンB 2やケラチンの生成をサポートするビタミンB 6といったビタミンB群が多く含まれていることが特徴です。

海藻は本当に薄毛対策に効果的なのか

海藻は栄養価が高くミネラルを多く含んでおり、フコダイン・食物繊維・アミノ酸など薄毛対策だけではなく体の健康維持にも非常に高い効果が期待できます。
ただし、薄毛対策のためには海藻のみを食べるだけでは不十分だといえるでしょう。
科学的にも、「海藻を食べることが薄毛に直接効果的であるとは言えない」といわれており、「ワカメや昆布などを食べると髪の毛が生える」という話は噂だと明らかにされています。
ただし、ワカメや昆布などの海藻類は栄養素が多く含まれているため、体の健康維持・皮膚の状態の改善に効果的であり、結果として薄毛対策にも役立つといえるでしょう。

食べ物と栄養素を摂取するタイミングも意識しよう


薄毛対策のために効果的な栄養素の摂取を意識するのであれば、食べるタイミングも注意しましょう。
例えば、就寝前に摂取すると食べ物の消化のために内臓に血液が集まり、寝ている間に分泌される成長ホルモンの影響を受けにくくなってしまいます。
そのため、就寝前など夜食として食べるのではなく、規則正しい食生活をすることが大切です。
さらに、外食は脂質や塩分が濃くなる傾向が強いため、薄毛対策に効果が期待できる食べ物や栄養素を摂取したとしても、大きな効果を実感できない可能性があります。
薄毛対策は、髪の毛に直接アプローチするだけではなく体内からもアプローチする方法が有効です。栄養バランスや規則正しい生活を意識したうえで、薄毛対策に効果が期待できる食べ物や栄養素を摂取しましょう。

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