普段何気なく行っているヘアスタイリング。
流行りのスタイリング剤やスプレーを使うのもいいですが、皆さんはヘアスタイリングの基礎をどれくらい理解しているでしょうか？

「とりあえずワックスをつけておけばいいんじゃないの？」
「商品をあんまりチェックしないでスタイリング剤を選んでる」

こんな男性、実は多いのではないのでしょうか？
そこで今回は、メンズヘアスタイリングの基礎をあらためてご紹介していきたいと思います。
何事も基礎は一番大切です。
是非これを参考にして、日々の生活をさらに彩ってみましょう。

スタイリングで最も重要な「ドライヤー」のブロー

皆さんは、スタイリングで最も大切な要素がドライヤーのブローだとご存知でしたか？
ヘアスタイリングの8割はブローによって決まるとも言われています。
ポイントを一つ一つ見ていきましょう。

ブローはなぜ必要なのかを知る

ブローはスタイリングではもちろん、髪の健康を保つためにとても大切な要素です。
髪の表面にはキューティクルという髪小皮があり、髪の毛の水分やタンパク質を保護したり、ツヤを出す役割を担っています。

キューティクルはうろこ状に髪の毛を覆っていますが、不揃いになってしまうとツヤがなくなり、パサついた髪の毛になってしまいます。
このキューティクルの状態を綺麗に保つのがブローの最も大切な役割なのです。

乾かすのは根元から

ドライヤーの風量はMAXでも問題ありませんが、適度に距離を保つことでキューティクルへの熱によるダメージを減らすことができます。
空いている手で髪の根元を揉みこむようにブローしていき、できるだけ後ろから風を送るようにしましょう。
髪の根元を均等に乾かすようなイメージで、手の平で触った時に気持ち湿り気があるまで乾かしましょう。
完全に乾かしてしまうと「オーバードライ」という状態になり、熱によるダメージを強く受けるだけでなく、髪自体の水分まで奪ってしまう危険性もあります。
またスタイリングする際にも、手ぐしが通りにくくなってしまいます。

ブローの時は、一か所に熱風を当てないように

美容室でブローをしてもらう際、美容師さんはドライヤーの熱風を一か所にずっと当てたりしませんよね。
熱風を一か所にずっと当ててしまうと、キューティクルが熱によるダメージを受けてしまいます。
ブローの際は髪の毛だけでなく、ドライヤーを細かく振るようにして髪に当てるようにしましょう。

ブロー後は、冷風を当てるとより良い

熱風でブローしたあとは、うろこ状のキューティクルが開いた状態になっています。
ブローしたあとにドライヤーを冷風に切り替えて、髪の毛をクールダウンさせてあげましょう。
そうする事で開いたキューティクルを閉じて、髪の毛の水分やたんぱく質を外に逃がさないようにします。

こんなにたくさん！スタイリング剤別の特徴

それでは実際にヘアスタイリングをする際に使うスタイリング剤についてご紹介していきたいと思います。
一口にスタイリング剤と言っても、種類や特徴は様々。
どんなスタイリングにしたいかで使用するものも変わってくるので、しっかり学んでおきましょう。

ヘアオイル

ヘアオイルは油状のスタイリング剤で、主に髪にツヤを与えてまとまり易くするためのものです。
セット力はそれほど強くはありませんが、自然な艶と清潔感を髪に与えてくれる人気のスタイリング剤です。
手の平に伸ばして、髪になじませるように使います。

ヘアローション（ヘアウォーター）

粘り気の強いもの・弱いものがあり、髪にうるおいを与え、寝ぐせ直しなどに利用されるスタイリング剤です。
液状なのでセット力は強くありませんが、最近ではセットローションという粘り気が強い商品も登場してきています。
手の平に伸ばして、髪になじませるように使います。

へアクリーム（ヘアミルク）

乳化クリームを使って髪に適度な油分と水分を補充し、髪のパサつきを抑える効果のあるスタイリング材です。
セット力は強くないですが、髪になじみやすく、髪のコンディションを整える効果もあります。
手の平に伸ばして、髪になじませるように使います。

ヘアフォーム（ムース）

噴射すると泡状になるスタイリング剤です。髪に自然なウェット感をだすことを目的に使われます。
種類が多く、セット力に優れたものやトリートメント力に優れたものなど多岐にわたります。
手の平に噴射して伸ばし、髪になじませるように使います。

ジェル

粘り気の強いゼリー状のスタイリング剤で、目的別に種類も豊富なスタイリング剤です。
セット力の強いものや香りづけに使われるものなど目的別に商品を選ぶことができ、どれもウェット感をだすために使われます。
手の平に伸ばして、髪に触れるように少しずつ使います。

ワックス

最も普及しているスタイリング剤の一つで、目的別に種類も豊富なスタイリング剤です。
比較的簡単に使うことができ、コンビニなどでも販売されているため人気の高いスタイリング剤です。
種類が豊富なため、自分に合わせた使い方が魅力です。

ヘアスプレー

スプレー缶から霧状で髪に噴射してつけるスタイリング剤です。
主にスタイリングした髪を固定するために使われ、セット力の強いものが多いです。
髪から30cmほど離し、均等に噴きかかるように使います。

まとめ

今回はメンズヘアスタイリングの基礎についてご紹介してきましたがいかがだったでしょうか？
今回は基礎編という事で、スタイリングに最も大切なブローと、スタイリング剤の基礎知識についてご紹介してきました。
ヘアスタイルによってもスタイリング剤の選び方は変わってきますので、まずは基礎からしっかりおさらいしてみましょう。

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